こんにちは!昨年イギリス大学院を卒業しましたnemu(@nemusblog)です。
今日は、大学院の国選びについて、私の経験からお話しします。
最近、Twitter等で大学院留学についてご相談いただけることが増えました!ありがとうございます。
一意見ではありますが、日々TwitterやBlogで発信している情報が誰かの参考になってもらえたら、とても嬉しく思います。
さて、海外の大学院に留学する!という際に、まず挙げられやすい国は以下が多いのではないでしょうか。
- イギリス
- アメリカ
- オーストラリア
非英語圏だと、学費の安いドイツやフランスでしょうか。
わたしも、いつか機会があればフランスで2つ目の修士を取得したいと思っています。
その条件をクリアできるように、カンボジアでもフランス語学校に通う予定。
他国に比べて大学院費用が安いのでとても魅力的だと感じています。
実はヨーロッパの非英語圏では大学院費用が安くておすすめだったりするのですが、今回は割愛します。
今回は、そんな中で「なぜイギリスの大学院にしたのか?」について、まとめてみます。
完全に個人的な意見ですが、こういった視点もあるなと思ってもらえたら嬉しいです。
Contents
なぜイギリスを選んだの?
理由①一番学びたいコースがあったから
1番の理由はやっぱりこれ。
実は、英語圏とフランス語圏を合わせて10カ国近くの大学院を調べていたのですが
私の専門分野はとてもマイナーということもあり、ぴったりだと思えるコースは3つしかありませんでした(イギリス2校、アメリカ1校)。
立地や費用等抜きにして、純粋に学べる内容だけで絞ってたったの3校。
その中から、
- 卒業生の活躍している機関(それが私の希望と一致しているか)
- 教授の経験値(アカデミックレベルではなく、現場の経験が長いか)
の2点で吟味し、一番行きたい大学院をロンドンに見つけることができました。
おそらく、有名な教授がいるかとか研究設備が整っているか。。などの点も気にする方は多いかと思うのですが、
途上国の現場に触れたことのない教授から途上国支援の学びは受けたくない!と思っていたので。笑
現場で働いていた経験が長い教授がコースリーダーを務める大学院を選びました。
理由②1年で修士がもらえるから
これも、大学院を調べ始めたばかりの人は意外に知らなかったりもしますが。。
イギリスはほとんどの大学院が1年で修了します(LSEの政策系は2年だったかな…??)。
これはメリットもデメリットもあって、がっつり学問に励みたい人にとっては早すぎて物足りないかもしれません。
ただ、費用が1年分で良いことや、私は学部時代に1年休学していたので、修士は早く取ってしまいたいというのはありました。
国連系はほとんどが修士号の取得を求められるので、
必要なものは早く取っておくに越したことはないと思い(フランス語と英語を早めに習得したのも同じ理由です)1年で修士が取れるイギリスを選びました。
理由③海外に気軽に行けるから
海外にいるやん!って感じですが(笑)
旅好きで、以前フランスに住んでいたこともあるのでヨーロッパが気軽に行けるのはやっぱり嬉しい!
アフリカも研究対象にしたかったので、アフリカ研究に強いのは英国かなとも思いました。
対してアメリカは中南米に強い印象。
アメリカは国内移動だけでも大変なのに、ちょっと他の国に遊びに行こうとか難しいんだろうな〜〜と思うと、
数千円で地中海やオーロラを見に行けるなんて魅力的だと思いました。
今後、このキャリアを進む上でどれだけ自由に旅できるかわからなかったので、ストレスが溜まりやすい大学院生活は旅と隣り合わせが良い!と思っていました。
理由④アメリカ英語よりもブリティッシュ英語を話したかったから
Gleeやビバリーヒルズ青春白書など(古い)アメリカのドラマがきっかけで海外に興味を持ったのですが、
個人的に英語に関しては、アメリカ英語よりもイギリス英語の方が好きだと感じました。
そんな、好きだと感じたブリティッシュ英語に囲まれたい!と英語のヒヨコだった私は思っていました。
ちなみに、出国前になってもブリティッシュ英語とアメリカ英語の違いがうまく聞き取れない程度の英語力でしたが、今は完全にブリティッシュアクセントになりました。
ロンドンにはきれいなブリティッシュ英語を話す人ばかりではないですが、
それでも自分が好きだと思うアクセントに囲まれて過ごせたのは、個人的には幸せでした。
イギリスを選んで後悔したことは?
- 物価がなんでも高いこと
- (私的に)美味しい食べ物を探すのが大変
後悔したことはありませんが、物価の高さと食べ物の美味しさに関しては、最後までもやもやと残っています。
特に栄養分野で進学したので、ロンドンに来て最初の頃はパブ飯もスーパーのお惣菜も私の口には合わず、
どうしよう、ここで食を学んでいいのか!?と焦った時期もありました(笑)。
生活していく中で、おいしいお店や料理を見つけるノウハウは習得していきましたが、
やっぱり基盤としてなんでも美味しい国っていいよな〜と。ただの愚痴ですが。
物価もロンドン中心部は本当に高くて、お金を使った贅沢はなかなかできませんでした。
ただ、お金を使わなくても十分楽しめる街なので、そこにストレスを感じなければ問題ないかと思います。
私が感じる、その他の国のメリット
- その分野の学びをがっつり深められる
- いろんな目的で来た日本人に会える
イギリスの他に、結構検討していたのはアメリカとカナダ、オーストラリア。
どこも2年なので、しっかり学習して自分のものにしたい!という点では他国を選ぶのもありだなあと感じます。
また、カナダやオーストラリアはワーホリで行きやすい国なので、いろんな日本人に会えるというのも、海外経験が少ない人にとっては安心かも…
ただ、振り返ってみると、やっぱりイギリスで良かったなと思うことの方が多いです。
私は自然が好きで、カナダやオーストラリアも憧れますが、イギリスの湖水地方の景色なんて本当にきれいだし、
ロンドンのあちこちにある壮大な公園も、日常のふとした時間に足を運べてリフレッシュできました。
まとめ
大学院留学は修士をとって、その後のキャリアに活かすため…!という理由が大半ですが、
経歴には書けないそれ以上の大きな学びや経験もたくさん得ることができます。
私は、キャリアだけではなく、生活や英語、ストレスマネジメントの面も総合的に考えてイギリスの大学院を選びました。
人の数だけ選び方はありますが、ぜひ参考にしていただけると幸いです。🌻