こんにちは!カンボジア在住のnemu(@nemusblog)です。
今日は、キャリアや栄養から少し離れて”自己肯定感”についてのお話を。
自己肯定感や自尊心って聞いたことありますか?
自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。
wikiによると、どちらも似た意味で使われているのですが要は”自分を好き””認めてあげられる”感情のことです。
実は、日本は世界でも目立って自己肯定感の低い国でもあります。
内閣府の以下のレポートでも、諸外国と比べて,自己を肯定的に捉えている者の割合が低いことが指摘されています。
その現状と、自殺やストレスの多さは関連があるんじゃないかなとも思えるところ。
実は、私はその中でも最底辺にいたんじゃないかと思うほど自己肯定感が低い時期を長く過ごしました。というか、ずっと低かったです。
今回は、そんな自己肯定感を”一人前に”持てるようになるために取り組んできたことを紹介します。
Contents
「自分が嫌い!」自己肯定感が低かった頃
一番低かったのは、中学〜高校にかけて。
人気者の友達や勉強のできる子を見ては「なんで私は何もできないんだろう…」と落ち込んでいました。
加えて、中学から実家を離れて進学校に通っていたので、成績が自分の全ての評価のように感じていました。
頑張りや葛藤を側で見てくれる人がいなかったので、成績が悪かった=自分はできない、の繰り返し。
勉強ができないことは負け組のように感じていた中高時代でした。
この頃、勉強の合間を縫って見ていたのが海外ドラマGLEEでした。確かNHKの深夜帯でやってました。
個性的なメンバーたちが自分らしく輝いていくドラマ。
この頃から、そっか海外では多様な視点で、自分らしさを受け入れてもらえるんだな、と思い、なんとなく海外に憧れるように。
自己肯定感を高めるために、取り組んできたこと
いつか子どもができたら、何よりも自己肯定感を持っている子に育てたい。と思うほど、自分の”自己嫌悪感”に悩んでいた数年前。
これを変えていかないと、恋愛もできないし何よりずっと不幸だと思っていました。
そこから様々な経験を重ね、相変わらず何者でもないものの、そんな自分をそのまま受け入れられるようになってきたかなと感じています。
振り返ると、大きく影響を与えてくれたと思う出来事は以下の4つでした。
①無理だと思っていたことが達成できた!という経験を重ねる
- 英語を話せるようになる
- 外国の友達を作る
- 一人で海外に行ける
- 世界一周旅行をする
- 海外の大学院で勉強する…
今のわたしにある、これらの経験はどれも始める前は「そんなの無理!」だと思っていた出来事です。
空港で。大学院の前で。
「こんなの私できない!!!」と泣いて諦めかけたこと、何度もあります。
ただ、振り返った時、自分を成長させてくれた出来事ってどれも最初は無理だと思っていたことたちばかりなんですよね。
できそうと思ってやったことは、正直記憶にも残っていない程度。
実際、挑戦して無理だったことも…いや、なかったです。
結果は思い通りではなくても、何かしらの学びを与えてくれたのでそれは成功だったと捉えています。
②”ここなら生きていけそう”という環境をいくつも見つける
先日目にした、光浦靖子さんの記事。とても共感できることが多かったです。
でも彼女は「世界はここだけじゃない」ということを知っていたから、虐めを乗り越えられたそうです。仕事も友人も住む場所も、「世界はここだけじゃない」を知ったら、どれだけ強くなれるんだろう。
光浦靖子「49歳になりまして」芸歴28年・もう一つの人生も回収したい(文春オンライン) – Yahoo!ニュース
”ここでしか生きていけない”自分であれば、そこに適応できなかったり、苦しかったときに、
それでも歯を食いしばって耐えて生きていく選択しか持てないかもしれません。
でも、もし自分にいくつもの手持ち札があれば。
「ほかにないから」その環境にいるのではなく、何か理由があって自分で選んでいることになる。
選択、って自分の意志が入った能動的な行動ですよね。
受動的ではないので、誰かにやれと言われてやっていることではないんです。
自分の意志でここにいる、これをやっていると思えると責任を他人に転嫁して苦しむことも少なくなるし何よりも、心に余裕が生まれると感じます。
語学や、人間関係、ビザが取れる専門的なスキルなど。
今とは違う場所でも人生を作れる選択肢を持っておくと、今の人生も受け入れやすくなるのかな、と思います。
③自分の軸を持ち、周りと比べることを辞める
これは海外に出た時に考え始めました。
みんなと同じが好まれる日本と違い、あなたはどうなの?どうしたいの?が求められた海外生活。
「自分は何が大切なのか」「何を芯に置いて生きていきたいのか」を何度も考えるようになりました。
同時に、私と相手でその軸が違うことは当たり前。
だから生活スタイルや働き方が違っても、それはお互いの違いを理解し、尊重する必要があると感じるようになりました。
丁寧に言うと、お互いの価値観の違いを尊重するであり、それはつまり、Whatever!好きにやってくれ!という感情でもあります。笑
相手が、なぜそう考えるのか?の背景を知ることは大切ですが、だからあなたはそう考えるんですね!で一旦終わっていいんです。
だって、同じ人間じゃないんだし。そう考えるようになって、随分と楽になりました。
④自分を否定する人との関係は、距離を置く
それでも、否定してくる人はいます。
人と違うことを嫌う風潮がある文化では、特に顕著なことかもしれません。
ただ、私は人間関係は取捨選択だと思っています。
出会う人みんなに合わせ、好かれる自分になることに時間を費やしてたら、自分の人生なのに自分ではなくなってしまう。
そして、どこで生きていくかによってその評価のされ方は違います。
今の環境でうまくいかなくても、世界のどこかではあなたのやり方が評価されるかもしれない。
お前はできない、あなたが悪い、と言われて苦しむ友人にたくさん出会いました。
その度に、その上司はどれだけ多様な価値観の中で生きてきたのかと理解に苦しむことがあります。
だって、その子はそのままで素敵なのに。場所が合っていないだけのことなんて、たくさんあると思うんです。
なので、時には距離を置く勇気を持つことも大事だと言い聞かせ、挑戦を繰り返しています。
If you’re brave enough to say goodbye, life will reward you with a new hello.
自分に自信を持つのは、魅力的だと思う
私も、まだまだ良くすべきところはたくさんあります。
今回の話は、そんな私でも受け入れられるようになったということです。
自分が好き、自分に自信があると言うと、何あの人….みたいな風潮ってありますよね。
きれいだと褒められたら、そんなことない!と否定しなきゃいけない。
海外に出るようになり、きれいだと褒めた女友達は
It’s thanks to my mom, she is so beautiful! と笑ってくれました。
賢い!すごいね!と伝えたオックスフォード大学の友人は
Haha thanks, I was lucky!と言ってくれて、わたしはそういうのがとても好きでした。
そうなりたいと思うし、決して自信満々じゃなくてもいいから自分のことを大切にしたいと思います。
まだまだ、できないことばかりの私ですが、そんな自分を優しく包みながら
いろんなことに挑戦していきたいと思います🌻