こんにちは!nemu(@nemusblog)です。
今日はフランス留学の話。
私は大学生だった頃、フランスのワーキングホリデービザを取得してフランスに行きました。
【21歳女子大生】世界一周に、留学、農家ステイ、バックパッカー、インターンを全部詰め込んだ話。英語だったら日本で学ぶ機会もたくさんあるけれど、フランス語習得は留学しなきゃ厳しそう…と思ったのがきっかけ。
フランス語を学びたかったのは、アフリカで仕事をしたかったから。
特にパリやフランス語への憧れが強くなかったこともあり、最初は留学エージェントにおすすめされるままリヨンへ行きました。
結果、リヨンを選んで大正解。
今でも、ヨーロッパの中で最も好きな街の一つです。
今回の記事では、”フランスでどこに住もう””留学先をどうしよう”という方に向けて、そんなリヨンの魅力をたっぷり紹介します。
Contents
リヨンってどんな街?
フランスの真ん中より少し南東にある、第2の街リヨン。
別名”美食の街”と呼ばれているのは、ポール・ボキューズをはじめ多くの名シェフを輩出しているから。
わたしの大好きな本「星の王子様」の作者もリヨン近郊の出身です。
星の王子様の名言が教えてくれる、日常を愛する考え方。旧市街全体が世界遺産になっている一方、特にこれ!といった観光地がない…と感じる人もいるのか
フランス旅行先として真っ先に上がってくることはそれほど多くない印象があります。
ただ、留学やワーホリは旅行とは違う”生活”がある毎日。
そんな日常に、リヨンをおすすめしたい理由を集めてみました。
パリVSリヨン。リヨンをおすすめする理由
実際、一年間のうち渡仏中の滞在先と滞在形態は次の通り。
- 2〜6月@リヨン 語学学校でフランス語留学
- (留学中の旅行先:パリ、マルセイユ、ディジョン、グルノーブル、アヌシーなど)
- 8月@ピレネー山脈、コルシカ島他 農家ファームステイ
ファームステイについてはこちらにも記載しています👇
【WWOOF】フランスの農家で暮らす。無料でファームステイしてみようというわけで、実際パリで暮らしていたことはありません。
ただ、ワーホリ期間中のパリ旅行以外にも、ロンドン在住中に何度か訪れたこともあり
今回はその中で感じた雰囲気や、
実際に暮らす友人たちの話を聞きながら感じたことも含めて私なりに比べてみました。
①フランス語環境にどっぷり浸かれるから
つまり、英語が本当に通じなかった…!
21歳で渡仏した当時、ヨーロッパの人ってまあまあ英語できるよね?と思っていた私は衝撃を受けました。
語学学校の先生も、Anglais ….? non nonという感じだし
街中を歩いても英語が聞こえる機会は頻繁にはなく、慣れるまでは本当に大変でした。
加えて、日本人もそんなに多くなければ、日本人コミュニティも小さいので、
必然的にフランス語のみの環境で過ごす日々でした。
アジア人スーパーもあるにはあるし、日本食レストランもあるっちゃある…けれど
あくまでフランスの中にお邪魔しているという雰囲気。
そのおかげで、3ヶ月という短い語学留学期間でしたが、B1のクラスを受講できるまでフランス語力は伸びました。
②パリに比べて物価が安いから
これは、フランス留学先をどこにしようか悩んでいた時に留学エージェントの方に言われたこと。
実際に行ってみて、パリの物価の高さには本当に驚きました。
リヨンも決して安いわけではなく、日本と同じかちょっと上くらい?の物価でしたが
パリは観光客も多いので、適切な値段で良いものを見つけるのは簡単じゃないと感じました。
実際長く住めたらそういうのもわかってくるのかもしれないけれど…
実際いろんな国で暮らしてきた中で、自分の納得できる物価で欲しいものを買えるかって精神衛生的にとても大切だと感じます。
パリは美味しいもの、かわいいもの、きれいなものetc..
たくさんあるのですが、当時21歳の私にとってはちょっと手が届かないものが多く、その点で楽しめないのは悲しかったです。
一方、決して安くはないリヨンでも、地元民向けの大衆食堂や週末のマルシェで適切な価格でおいしいものが食べれる生活はとても心地良かったです。
パリは旅行で行きたい街、リヨンは暮らしたい街。
私の中で、そんな組み分けができていた気がします。
③パリよりも断然治安がいいから
あくまでパリと比較した場合ですけどね…………..
首都のパリや、地中海沿岸のマルセイユと比べるとリヨンは比較的治安が良いと言われています。
大都市で比べるとパリ>マルセイユ>リヨンという順。
肌感覚では、パリよりも断然治安がよかった!!!!!です!!!!!
もちろん予防策として、夜に一人で出歩いたり、昼間でも人通りの少ない道を避けたり、なんてことはしていましたが
滞在中危ない目にあった話は周りからも聞かなかったです。
コンパクトな街なので、中心部に暮らして日頃から意識しておけば、自分の身は守りやすい環境かと思います。
④”芸術”志望の留学生たちと仲良くなれるから
フランス留学全般に言えることですが、留学生は音楽家、画家、写真家、、、と
芸術志望の人が多く、そんな人たちと仲良くなれるのは本当に自分の人生にとって貴重なことでした。
リヨンは、ポールボキューズの本店が近く、
フランス内でも”リヨンは美食の街”と呼ばれていることもあり
特にパティシエや料理人志望の友人が多くいました。
週末は料理振る舞ってくれたり…….
マッチョな韓国人のパティシエお兄さんがお菓子作ってくれたりね….
それまでただの理系大学生だった私にとって、とってもとっても豊かな出会いでした。
⑤パリにも海にも近いから
フランスの真ん中なので、どこでも行きやすい。
わたしも、フランス滞在中は北はコルマール、南はトゥールーズまでたくさんの場所を訪れました。
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週末や連休などという、忙しい留学生活の合間に
1泊、2泊で行けるところが多いのはリヨンの立地だからこそ。
フランスだけでなく、ヨーロッパには格安バスがたくさん走っています。
一発で検索できるおすすめサイトはこちら。どれだけ便利かわかるはず…!
⑥街並みがお伽話のように綺麗だから
世界遺産の街、リヨン。
旧市街からクロワルースにかけての「リヨン歴史地区」は、その街並みが世界遺産に登録されています。
世界遺産の地区と聞くと、生活圏からちょっと離れた観光地という印象があるかもしれません。
でも、リヨンの世界遺産地区は留学生活の中でとても身近にありました。
安くて美味しいリヨン料理を食べたいなら、旧市街へ。
ホストファミリーはクロワルースに住んでいたので、毎日世界遺産の街並みの中を歩いていました。
晴れた日の川沿いのマルシェなんてもう最高です。
普段の、ありふれた日常の美しさに気づけたのは、リヨンでの生活があったからだと今でも強く感じています。
まとめ
フランスに留学してリヨンに住む、という選択は人生の中でも最良の選択の一つだったと思っています。
それは、言語をしっかり学べて見えた世界や
芸術に生きる友達に出会えたことや
綺麗な景色の中で知れた日常の美しさがあったから。
こんな素敵な街が存在しているというだけで、私は明日も明るく生きれます。笑
フランス語勉強もがんばらなきゃ…!
🇫🇷