”海外志向”だった私が、日系組織に入って良かったこと

こんにちは!Nemu(@nemusblog)です。

今回は、仕事を選ぶときの基準の一つになりやすい「日系か外資系か」という話について。

よく、帰国子女など海外経験が豊富な方に、日系企業は合わないから外資へ…なんてアドバイスを耳にしますよね。

私はずっと日本にいたし、帰国子女なんかじゃないし、と思いながら

そんなアドバイスたちを他人事のように聞き流してきました。

ただ、実際に過去に少しだけ日系組織にお世話になったことがあり、改めて自分自身の価値観の多くが日本の外で形成されたんだと気づくことになりました。

今日は、そんなお話。

nemu
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悪い/良いの問題ではなく、自分にとっての母国でも「違い」を知るという体験もあるというお話です
この記事を読んでくださる方へ

本記事の情報は、あくまで自身の経験や執筆当時の情報に基づいてまとめたものになります。
アップデート等随時対応予定ですが、記載内容等についてご意見・ご質問等あればお問合せフォームよりお願いいたします。🙇

帰国子女じゃないけど、すっと馴染めなかった

日系組織に入った時、自身のアイデンティティを疑うほど、まわりの期待する「日本人像」にはなれませんでした

当時の私の状況は以下の通り。もし、似ている方がいたら仲良くなれるかも….。笑

  • 海外の友達の方が多いor日本の外で働いている友達が多い
  • 過去数年は海外コミュニティの中にいた
  • 日系コミュニティは初めて(!)

正直、私個人的には国籍や話す言語だけでその人の働き方までを期待したり判断したりすることは、非常にナンセンスだと考えています。

日本人だからと皆期待通りの価値観を持ち合わせているわけでもないし、

そんな感覚が蔓延していることが、国内の様々な差別や生きづらさに繋がっているのではないかと個人的には思っています。



ただ、日本人だから選ばれていることが少しでも採用理由に含まれているのであれば、そこの期待には答える必要があります….よね…。

友達に相談しても、皆海外組織で働いていることもあり、なかなか理解してもらえず。

これまで勧められていた/求められていた姿勢が、日系ではなかなか受け入れてもらえず、日々衝撃を受けながら過ごしていました。

日系組織で良かったこと

それでも、とても貴重な経験だったと振り返って感じます。

海外経験が豊富な人、また今後海外で活動していきたい!という人にこそ

”敢えて選ぶ”メリットもあると思い、いくつかまとめてみます。

①国際社会で欠かせない異文化理解能力を高めることができた

私たちにとっては母国でも、世界で見ると一つの国。

その中でも、結構独特な文化を持った国だと見ている人たちも多いですし、私もそう思っています。



自分と違う働き方や価値観を理解するのは、今後どんな人たちと働く上でもとても大切な能力ですよね。

だから、もう「自分の国だから自分と同じはず」という考えは取り払って、異文化と割り切ることにしました。



そんな異文化の中でどうやってチームワークを保つか、理解し合うか、より良い職場環境を作っていくか、等々悩んだ日々は

これから多文化社会の中で働く際にとても重要な経験だったと感じています。



「これが正しい」が異なる中で、しっかりとお互いが心地よく働ける環境づくりが大切。

そんなCultural Competence能力を高めることができた機会でした。

nemu
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Cultural Competenceとは最近国際ヘルスケア業界でよく言われていること。

わたしもその業界にいたはずなんだけどな。。。(白目)

海外で異文化の人と働き、生きていくのであれば、自分の文化がどれだけ他と異なるかを知らないといけないですよね。

日本が世界のスタンダードだ、目指すべき姿だ!という方向性だと、それに合わない場合はしんどくなってしまうのかなと思います。

②いきなり海外で挑戦するより、レベルの高い仕事をもらえた

これは、語学能力や学歴によるものになりますが、

帰国子女などで英語能力が高いと、まだまだ英語話者が多くない日本では良いお仕事を貰えやすいです。

nemu
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もちろんそれだけではありませんが、海外経験を評価されて良いお仕事に就く話はよく聞きます。

海外に出ると、英語ができることがスタンダードになる国も多いので、その点は日系を選ぶ大きなメリットかなと思います。

総じて戦いやすく、良い仕事がもらえやすいと感じます。

nemu
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ただ「英語ができる!すごい!」と言われる環境は、居心地はいいけど自分の成長機会には繋がらないので、ある程度の期間だけでいいと個人的には思います

③母国語で様々な仕事の基礎を学ぶことができた

新卒や、20代の方で、語学レベルが英語<日本語なのであれば、やっぱり母国語で基礎を固められるのは大きいと思います。

私は、プロジェクトマネジメント全般も、組織のトップミーティングも日本語でインプットすることができたので

いきなりわからないことを英語でインプットするより断然理解度が深まりました…。



今後はこの基礎をベースに外国語で応用していけば良いので、ゼロから海外に出るよりは基盤があるのは強みだと思います。

④海外志向のモチベーションを高めることができた

上記のメリットがありながらも、やっぱり合わない環境に居ることはベストではないはず。

そんな気持ちを、語学学習やネットワークの構築のモチベーションに変えられたことはすごく良かったです。

居心地が良くて、生きやすい中にいると気づいたら成長機会を逃してしまいそう(ストイックw)。

合わないんだと早い段階で気づけたからこそ、日々語学学習を続けられた他、専門分野の学習ももっともっと頑張れました。

まとめ:出る釘は隠して、下に根を張る時期

自分の意見を持つことを大切にする、個性は魅力的….私はこれまでの海外経験の中で

そんな良い面を自分の一部に取り込んできました。

もちろん取り入れたくないものは取り入れませんが、そこは好きだと思ったので。

でも、そんな「好きだと思った面」を受け入れてもらえない環境に直面した時、慣れるのはやっぱり大変でした。いや、最後まで慣れませんでした。

理解してもらいづらい部分ですよね。だからこそ、とっても難しかったです。

いつか大きな花を咲かせられるように、その場所で下に下に根を張る時期も大切。

敢えて日系を選ぶからこそ、

その根もより広く、深く張っていけるのではないかと感じた面を、本日お伝えしました。

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