【国際組織インターン】ロンドン本部勤務の1日と成長したこと

こんにちは!nemu(@nemusblog)です。

今回は、イギリスで経験した国際組織インターンの仕事と生活についてまとめてみます。

私は、新卒2年目で憧れていた組織のロンドン本部(HQ)にて働く機会をいただき、渡英しました。

現場ではなく本部オフィスでの勤務ということで、毎日の過ごし方やビザの種類、生活のこと、インターンを経て成長したことなどについて紹介させていただきます。

nemu
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正式には”インターン”という役職名ではなく、待遇なども完全無給というわけではなかったのですが、細かくなるので今回は省きます。尚、仕事内容などは控えており、ネットで調べたら出てくる程度に公開されている情報のみ載せています。

インターン期間の過ごし方

①生活について

イギリスは基本的に住居手当はなく、もちろんインターンにもないです。そのため、オフィス近くに自分で部屋を借りて生活していました。

交通費手当も基本的にないため、特にお給料が高くない場合はオフィス近くに住むことをおすすめします….。オフィスエリアの家賃も高いところですが….

ちなみに、生活費は家賃も食費も全て込みで月10万円程度でした。

nemu
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節約はしましたが、特別何かを我慢したり辛い思いをしたことはありません….仕事が充実しており学びたいこともたくさんあったので、月10万程度の投資でここまでの経験ができることは幸せでした。

②ビザについて

インターンでビザが出ることは聞いたことがありません。

ビザの種類によっては、一定以上の収入がないと出してもらえない場合などもあり(修士後の2年ビザもそうだった気がします…)、その場合インターンが無給だと難しくなります。

イギリスはチャリティー系のインターン機会は多くありますが、有給となると企業などでないと難しい印象です。

私は2020年後期のYMSビザで渡英したので、インターンとして働くことができました。

他にも、学生期間の特に修論研究でインターン業務を扱いたい場合などには学生としてインターンなども可能かもしれません。

本部インターンを経験してよかったこと

①漠然とした憧れが具体的なものになった

「とにかく国際組織で働きたい」と思っていたにもかかわらず、現場ばかりを見ていて本部がどのように動いているのか何も知りませんでした。

大きな組織が、現場の最前線で行っているプロジェクトのアウトプットばかりを見て「これをやりたい!」と漠然と憧れていたばかりでしたが、実際現場のことは現地スタッフ中心で回していることも多い。

では、国際スタッフの立ち位置や視点、介入はどういったものなのかといったことを、

先輩の後ろでたくさん学べたのはとても大きかったです。



例えばカンボジアの現場NGOで働いていた頃は、政府機関などとても遠かったのですが、今回の仕事では、逆にとても近くで働くことができました。

現場のニーズと、国全体のニーズと、じゃあ国際スタッフとしてどんなスキルを持って関わることが必要なのか?を知ることができ、

ただただ”ここで働きたい”と組織に拘っていた視点から、”どう関わりたいか”に変わっていきました。

②雲の上の存在だった人たちと働くことができた

所属組織も、仕事の中で関わる人たちも、国際協力を志した時から憧れていた人ばかりでした。

そのため、最初はとんでもなく緊張し、手に汗を握りながらミーティングに出て、自分の発言や振る舞いに落ち込んでばかりの日々でした。

インターンという立場でありながらも、様々な機会をいただき、今では少しずつではありますが、自分の意見を言い、議論に参加できるようになりました。

これは自分の中で、本インターンの1番の目的にしていたものでもありました。

【yms2020】カンボジア新卒就職を経てイギリスで挑戦します✈️🇬🇧

「こんなすごい人たちに自分の意見を聞いてもらうなんて」と不安と自己肯定感の低さから怯えてしまい、

海外で専門分野の仕事なんてできるわけないと思い込んでいた自分のマインドを変えたかったです。



憧れの気持ちを何年も持っていたので、「こんな意見は価値がないはず」「英語も下手だし認めてもらえないのでは」と自分を勝手に下げてしまっていたのですが

どんな質問にも真摯に答えてくれる先輩方や、私にとっては当たり前と思った意見を「とても良い視点だ」と全体に共有してくれる上司に囲まれる中で

そんなコンプレックスを少しずつ克服することができました。

nemu
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きっとインターンだから優しく接してくれたのかもしれません….が、それでも。これからはもっとチャレンジできそう、それだけで自分にとってはとても価値があります。

③海外で/国際組織で働く、基本的なスキルを身につけることができた

いろんなバックグラウンドの人がいる組織で働く。

日本とは全く異なった働き方、文化、評価のされ方、意見・質問の出し方、などなど日本で生まれ育った私にとっては驚くことばかりでした。

nemu
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私の英語業務力はお恥ずかしいですが、「メールはいつからDearをHiに変えていいのか」「上司にMsはつけるのか」「オフィス初出勤日に手土産はいるのか」といったレベルでした。というか日本比較云々ではなく、ちゃんと働いたこと自体が….そもそもなかった….



何故有給をフル消化でも仕事が回るのか、上に上がっていくために必要なスキル(評価されるスキル)は何なのか。等々たくさんの”初めての海外勤務”での疑問がクリアになっていく毎日。


ミーティングの進め方、メールの書き方、プロポーザルの構成、等は先輩の姿を見ながら真似して覚えていきました。


コミュニケーション部門がコムス、ミーティング議事録がminutesと言うなんてそんなことも知りませんでした。


わからない単語をノートに書いて調べて、本当に低レベルかもしれないけれど、それで一つずつわかるようになっていきました。

毎日毎日できないこと、わからないことばかりだったので精神的に辛いことも多かったです。



でも、英語が母国語ではない私はそれを一つずつ調べて理解していくしかなく、まだ経歴もプライドも少ないこの年齢でぶつかってよかったなとも思います。

まとめ

新卒2年目で安定した仕事を辞め、短期インターンのために渡英するというのはとても大きな決断でした。

この経験が今後どう繋がっていくのかわからないし、経済不安で大変な道が待っているのかもしれないと不安になることもあったりします。



ただ、いつかキャリアを振り返った時に、1番に思い出すような経験になったことは間違いないです。

何もわからず、何も肩書きがない中でも、好きで進みたい道を選べることに感謝しながら、なんとか良い方向を作っていけたらと思っています🌸