こんにちは!nemu(@nemusblog)です。
今回は、海外で自力で生活していく上で欠かせない、保険とお金のことについて。
私は新卒から海外現地採用だったこともあり、日本では何も考えていなくても会社が入ってくれる健康保険や年金、入社時におすすめされる生命保険、、等々の機会がないまま来てしまいました。
また、最近はよく聞くようになった資産運用のNISAやiDecoも、基本的に日本の居住者でないと使えないという理解です。
こういった税制優遇制度だけでなく、銀行や証券口座を持つこと自体が、海外在住だとぐっとハードルが高くなります。
個人的に、早めに投資を始めることは時間的に有利な一方、若くて貴重な時期にする貯金=失ってしまった機会(貯金するお金を自己成長に投資すればもっと大きなリターンになる、という意味です)とも言えるのでは、と思っていたりもしますが、それはまた別の話….
【新卒 海外就職】海外思考な新社会人の投資と貯金。そこで、今回はワーホリや国際協力キャリア、場合によっては留学や世界一周なども含め
海外で定住しないライフスタイルを選んでいる人、選びたい人に向けて、私が意識している点をまとめてみました。
お金や保険、とても難しく同時に大切なテーマですよね。私は個人的に調べたり聞いたりしたものをまとめていますが、もし違うよ!とかこういった方法もあるよ!という方がいらっしゃれば、教えていただけると嬉しいです。
Contents
【健康】保険はどうすればいいの?
まず、一番大切な健康保険について。
海外だと何かあった時の治療保険は基本的にとても高くなる、と言われています。
1. 日本の健康保険を残しておく
海外に行く期間が短い、などの理由で住民票を残しておく/残せる場合は、日本の健康保険を保持しておくことも可能です。
以下全て共通ですが、期間や手段(留学なのか駐在なのか)、帰国予定の有無などによってどのような方法が取れるか、というのは1人1人変わってきます。ここで紹介していることは「全員これができるよ」ではなく、場合によってこういう方法もあるよ、という程度です。
この選択だと、もし海外で治療を行った場合には、帰国後に還付の申請をして国民健康保険で費用の一部が戻ってくることがあります。
ちょっとの旅行、留学などでわざわざ住民票を抜かない場合はこの方法が良いかと思います。
2. 海外旅行保険に入る
これもメジャーな方法。ちなみに3ヶ月まで、などだとクレカ保険で賄えたりするのでおすすめ。
医療保険以外にも、損害賠償や手荷物遅延、盗難などもあったりします。
個人的には手荷物遅延と盗難は、特に安いフライトを選んだり、渡航先の治安が悪い時にはつけています。
3. 海外の旅行保険に入る
②に比べると圧倒的に安くておすすめ。ただデメリットとしてはキャッシュレス診察が難しい場合が多いこと、
何かあったらやりとりが英語になる可能性がある、といったところ。
②は日本出発が基本となるのに対し、こちらだと海外からでも申し込めます。
また、母国への一時帰国などの際にも適応される場合があるので、既に国民保険を抜いている場合にも使えるはずです。
4. 現地の国民保険に入る
留学やワーホリだとビザ申請の際、必然的にこの方法になるかも。
例えばイギリスだとNHSに入ることになり、基本的に無料で治療を受けることができます。
【衝撃の病院食】イギリス留学中、ロンドンで緊急入院した話。予防接種や婦人科系のTreatmentも(日本では高額でも)NHSだと無料だったりするので、調べてみてください。
日本では高額になりがちなピルや避妊インプラント、ミレーナなどもイギリスは無料です!
【健康】健康診断も自分で管理
「そろそろ健康診断の時期ですよ〜」と会社からお知らせが届くわけではない海外ノマド。
私的に定期的に受けておきたいかな、と思うのは以下の健康診断。
1. 成人用基本健康診断
身長体重視力聴力などを検査してくれる一般的なもの。行きやすい地元の病院の基本コースを選んでいます。
2. 子宮がん検診
NHSでは、26歳の頃に案内が来て無料で受けれた記憶。日本でもそれくらいの年齢から呼ばれることも多いのでは?
というわけで、一応対象年齢なのかな、と思い自分でも受けています。
何年に1回、というのは自治体や国によって異なりますが、検診代が今持っている保険でカバーされるのであれば定期的に受けてもよいかも。
3. 乳がん検診
これも20代の私には早いかな、と思ったのですが受けれるなら、と思い受けることにしています。
年齢によって受けれる検査方法が変わってきたりもしますが、
何かあっても近くに病院がなかったり、国の医療自体が発展してなかったりする海外生活。
受けれる時にしっかりと検査しておくことは大切かなと思っています。
4. ブライダルチェック
下記の記事でも紹介させてもらいましたが、妊娠可能性検査のようなもの。
これも、保険によってはカバーされる場合もあったりします。
【海外で卵子凍結】「子どもも結婚も未定」な28歳の私が、ロンドンで不妊検査を受けたら。特に海外で活躍したい!という方は、キャリアに忙しくて気づいたら年齢が、、という話もよく聞きます。
ライフプランニングが日本だけで生活する場合に比べて難しいからこそ、早めに調べておくことをおすすめします。
【お金】年金のこと。
日本の組織に所属していない場合、住民票を残していれば基本的に自分で払い続けることも可能な年金(ただ、会社負担分がないので高くはなります)。
20歳を超えても学生の期間や収入が低い場合は免除、猶予などになる期間などがあるかもしれません。住民票のある自治体で自身の状況を聞いてみることをおすすめします。
受給資格を得るために最低必要な年数というものがあるので、
老後日本に戻る可能性がある場合は、払うことも選択肢になると思います。
【お金】どういった投資方法がある?
もし年金の支払いを行なっていない場合や、払いたいけど自身の所属・立場上払うことが難しい!という状況の場合は
自力で貯金、投資をしていくことに。
ただ、日本に住民票がない場合は、さまざまな投資機会が制限されてしまうのも事実。
基本的には、以下の方法を組み合わせながら、期間や金額を工夫して積み立てていく形になるかなと思っています。
1. 貯金をする
日本の0.00…%金利では年利も何も見込めないけれど、海外の銀行口座であれば年利が良い国もたくさんあります。
私の新卒時代のカンボジアはドル建7%程度でした。最高!
日本にいる場合のようにNISAといった制度は使えないけれど、4-5%で且つ収入源の外貨で置いておけるなら全然選択肢としてはありかも?と思います。
円安が進む中、通貨を分散して持っておくことも大切。
ある程度まとまって使わない場合は、一旦こちらに預けつつ毎月の支出を抑えることが第一歩かも。
2. 滞在国で口座を立ち上げて投資をする
滞在方法(駐在か留学か、現地採用か移住か??)によっては、滞在国の資産運用を検討できる場合もあります。
できれば日本で少し経験をしておくと、言語や理解の面では良いものの
現地の状況に理解があり、言語も問題ないのであれば滞在国で挑戦してみるのも一択です。
①②の場合、帰国する際にどうするのか?という出口戦略まで見据えてから始める必要があります。
3. 居住地の制限がない国で資産運用をする
香港やシンガポールといった国では、居住地にかかわらずに持てる金融商品があったりします(と聞いています)。
ある程度まとまった外貨があり、資産運用の知識にも自信がついてきたら、毎度国を変える度に生じる上記数々の問題を避ける上でも良い選択肢として出てくると考えています。
ここは私もまだ勉強中です。ご存じの方教えてください〜!
【その他】スマホの電話番号はどこでどう保持する?
海外ノマドな場合、基本的には滞在国のSIMカードを買ったり、eSIMで対応しているスマホ生活。
ただ、ネットアカウントのSMS認証が必要だったりする場合、毎度電話番号を変えるわけにもいきません…。
その場合、定期的に帰る母国などの電話番号を、プリペイド式のSIM会社のものにするのがおすすめ。
例えばイギリスのThreeなどは一定額を支払うとそこから1ヶ月ネットや番号が使えるSIMを出しています。
日本も確かPovoなどであれば、定期的な支払いを行えば電話番号を保持できた記憶。
毎度解約がー!電話番号変更がー!と悩むくらいなら、この方法がシンプルでおすすめです。
【その他】免許やクレカの更新も忘れずに!
最後に。一時帰国などで上記のあれこれを見直す際、一緒に免許やクレカの期限を見直すことも忘れずに:)
頻繁に帰れない海外生活、しっかり計画的にやりくりしていきましょう🌷
まとめ:お金も健康も、ずっと好きな生活を続けるため
本当はもっと深くお伝えしたいけれど、制度やルールの変更が頻繁にあったり、該当する/しないは個人の状況次第だったりするので、この程度で。
決してお金持ちになりたいわけではなく、まだ20代なので健康に支障が出ているわけでもないけれど、
好きな仕事を好きな場所でしっかり続けていくためには、
自由でかっこいい!と思われがちな海外ノマド生活だからこそ、考えることが諸々あります。
これからも好きな生活を続けていくために、日々考えていることたちでした✏️
25歳の自由に生きたい旅人が、社会に出て変わったこと