元バックパッカーが社会人になって思う、「大学生の頃やっていて本当によかった」5つのこと。

こんにちは!雨季に入り暑くなってきた西アフリカで過ごしています、nemu(@nemusblog)です。

実は少し前に念願の異動を経て、最近とても!やっと!忙しくなってきました。


コロナ禍で社会人になり、その後も海外リモートなどが多かったため、実はちゃんと毎日オフィスに行く生活は初めてだったりします。

nemu
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毎日朝から夕方まで仕事をする、というもはや高校生以来、10年ぶり!な規則正しい経験の中で、社会人って本当に時間ないじゃん!と5年目にしてやっと気づいています。

そんな中で、最近ふと感じるのは「休みがあった学生の頃にあの経験しておいて本当によかったな、、」と思うあれこれ。

今の職場が珍しいのかもしれないけれど、気軽に海外からリモートで働いたり、時差勤務で自分の時間を作ったり、、ということが難しくなった今、

「大学生の頃は当たり前だと思っていたけれど、実はとても特別だった」たくさんの経験が、今の幸せな生活を作ってくれていると感じました。

でも、大学生だった当時って、そんなこと知る由もなく。

振り返ってあの頃はよかった、って思うことって年齢を重ねると増えていくんだろうけど、後悔してもどうしようもないし、取り返すこともできないことばかり。

【国連職員になるには】大学生の間にやっておいてよかった6つのこと。

だからこそ、こうやってたくさんの学生の方に来ていただいているブログを活用して

大学生の頃やっていて良かった、と思ったことをまとめてみました。

本当に社会人って時間がないの?

これ、私も新卒で働く直前に出会った30歳くらいの先輩に「知らないと思うけどさ、社会人って忙しいから(どやどや)」と言われて

そんなの自分次第でしょ、と思ったのを覚えています。

実際、やっぱり自分次第だと思います。実力があって、それを認めてもらう機会があれば、なんだって好きなように働くことができる、と私は感じています。

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だから、私も過去4年は海外で働いたり、リモートしたり、旅行や社会人留学などたっぷり堪能してきました。

ただ、そんな経験を経た今、好きな仕事で働く毎日って本当に楽しくて幸せだな、、と感じていて

そんな生活をずっと続けたいと思った結果、そのまだまだな「実力」をもっと伸ばさないと、成長させないと、と思うようになりました。

そこで、敢えて自分にとって厳しい環境で成長するために、異動をしてたくさん仕事をもらえることを優先したのが今。

なので、「時間がない」というと誰かに強制されているようだけど、自分のために仕事に時間を投資する選択もある、というのがこの質問に対する私なりの答えです。好きな仕事なら!

nemu
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誰かに言われて、や残業が云々、という労働環境は私は違うなと思ってしまいますが、自分の望む成長のために時間を費やすのは総合的に見て必要かなと思っています。

そんな今、大学生の頃にやって本当に良かった経験は?

①ワーホリで、夢を追いかける友人と過ごしたこと

私はもうすぐ30代になるのですが、だんだんと周りが「私の生活こんなものかな」という感じで落ち着いてきます。

一方仕事でも、周りはその道の専門家で、プロフェッショナルな人ばかり。

【祝!英国生活1年】憧れの現地就職からイギリスワーホリの現実まで、1年過ごして感じたこと。

まだ何者でもなかった大学生の頃、同じく何者でもなかった、けど夢があるたくさんの友達たちと語学学校で学んだり、異国でアルバイトをして1人で生計を立てる大変さを共有できたワーホリって

めちゃくちゃ青春だったな、と思いまずおすすめしたいです。

下記に記載している他のことは、30代以降もできるけど、ワーホリは30歳までなので!

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ちなみに私はフランスとイギリスでワーホリしました。あとポルトガルでもしたいなと思っています(間に合うか)!

留学や旅行と違うワーホリの良いところは、実際に異国で働いて暮らす中で

学生だけでもなく、旅人だけでもなく、いろんな価値観をもったたくさんの人たちと出会えること。

【おすすめ】フランス留学&ワーホリ、パリとリヨンどっちを選ぶ?

「暮らす」ことが目的なので、〇〇を達成したら終わり!といった過ごし方ではないところが、時間に比較的余裕がある時ならではの選択だったなと感じます。

フランスでは料理人を目指す台湾人や、画家を目指す韓国人、ロンドンでも美容師の友達など、普段の私の生活では出会えないたくさんの素敵な友人に出会うことができました。

皆、今それぞれの場所でその頃の夢を叶えて活躍しています。

そんな人たちとの世界は、自分自身の人生の中での選択肢をたくさん広げてくれたなと思っています。

②WWOOFで無料でフランスの農家で働いたこと

これも、たっぷり時間があったから選んだこと、そして自身の世界を広げてくれた経験。

大学時代、フランス語を学ぶために休学した中で、数ヶ月フランスの田舎町の農家で働いていた時期がありました。

WWOOFでホームステイ!農家暮らしで見えたフランス。
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ピレネー山脈とコルシカ島のチーズ農家、南フランスのラベンダー農家で働いていました。私の経歴上で一番華やかな経験。笑

自分の母国から遠く離れた国で、しかも都市ではなく田舎の奥の方で過ごす人たちと一緒に、本当にゆっくりと時間を過ごした中で

自分の生きてきた世界がとても小さかったこと、同じ「1日を過ごす」でも、こんなにも考え方や価値観が違うこと、それまでの日本社会で「こうしなきゃ」と形作られていたことがぼろぼろと崩れ、

ああなんか何してもいいんだな、と思った経験でした。

【WWOOF】フランス農家で語学習得!仕事内容とかかった費用

その前もその後も、いろんな経験をしてきたけれど、

今回忙しくなって今年はゆっくり休みを取れなさそうだな、と思った時に真っ先に思い出したのは、なぜかこの経験でした。

社会人になって、出張で海外に行くことも、休みをとって旅行をすることもたくさんあります。

でも、仕事は目的があるけど、「生活すること」はそうじゃないですよね。

社会人になってからの休暇も、なんだかんだ限られているとこれしたいあれしたいが溢れてしまって、どうしてもリストを潰すように過ごしてしまう。あの人に会って、ここに行って、、と。

私は大学生の頃、路頭に迷った時は「今後経験できなさそうなこと」を選ぶようにしていました

WWOOFでの農家体験はそんな選択の一つです。

【WWOOF】フランスの農家で暮らす。無料でファームステイしてみよう

住めなさそうなところ、行けなさそうなところに行く、ことを一つの基準としながら、いろんな経験を重ねています。

(そんな理由で、今も西アフリカのとある小国へ向かう飛行機の中で記事を書いています!)

③ピースボードに乗って船で世界一周したこと

こちらの記事で紹介しているピースボードの世界一周も、はぁもう一回やりたいのだけれど、3ヶ月ネットなくなる生活はそう簡単にできなさそう。

なので、これも大学生の方におすすめしたいです。

【ピースボート通訳】英語を習得したら、無料で世界一周に行けた話。

私の時は、仕事の転職のタイミングや、留学が終わって大学戻る前のタイミングなどできている方が多かったです。



これが良かったのは、同じく「3ヶ月というまとまった期間、ネットなしで過ごせる人」だけが集まって旅を楽しむ環境があったこと。

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ネットネットと言っているけれど、船はネットがないのでリモートワークとかもできないんです。友達とLINEしたり、ネットサーフィンをしたりといったことができない。

なので、必然的に目の前のことを楽しむしかなくて、目の前の人たちとたくさん深い話ができる、この時代の中では本当に本当に特別な空間でした。

【ピースボート乗船者のその後】世界一周クルーズに乗って変わった世界と将来。

日本にいると、大きな海外旅行なんて、まとまった時間とお金がある時に、と先延ばしにしがちだったり、最近は仕事を早期退職するFIREなんて言葉も流行っていたりするけれど、

そもそも早く辞めたくなるような仕事なんて私は1ヶ月でさえもしたくないな、と思っているのと(早期退職考える前に好きになれる仕事を見つけたら?そもそもなんのために働いているの??とFIREには疑問ばかりです)、年齢を重ねてから見て得るものと、若い時にそこから学べることは違うし、

若い時の経験はそこから新たな学びや機会に繋げることが比較的容易だと思っています。


ビースボードは、3ヶ月という短期間でたくさんの国を訪れたり、人と出会ったり、そして自分とも向き合うことのできるとても素敵な機会でした。

言語ができれば無料で乗れます!私も近々もう一度乗りたいので、どこかでご一緒できるかも!

④言語習得の基盤を作ったこと

好きな生活を長期的に続けていくには、2つ軸があると思っていて、まずは「好き」を見つけること

これは、自分の世界を広げる必要があります。

nemu
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もし日本で好きだと思えることが見つからなくても、もしかしたらキューバの田舎でこれやりたい!と思うことがあるかもしれないですよね。

2つ目は、それができるだけの人材価値をつけること。人材価値がなければ、ボランティアや、こちらからお金を払って経験させてもらうといったことしかできません。

もちろん働かずに不労所得だけで生活していくこともできます、よね。

でも私は働かずに旅をしたり暮らすのは飽きてしまって、自分が得てきたスキル活用してその国の社会に関わる方が好きでした

25歳の自由に生きたい旅人が、社会に出て変わったこと

この2つを満たす上で欠かせないものは、私は言語だと思っています。

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人材価値を上げるためには、専門知識も必要になってしまいますが、これは年数もかかるし学生で任せてもらえる責任は限られているので、大学生の時点では最優先しなくても良いかな、と思っているところ。

社会人になっても朝カフェや電車の中で英語学習!といった高モチベーションの話も聞くけれど、どうしても時間は限られている中、

言語の基礎を学生時代のうちに基礎を固めておくことができれば、その後の継続学習もしやすいのかな、と思います。

語学習得=お金がかかる、はもう終わり。格安&「ながら」で英仏習得まで。

言語学習については他記事でも紹介させていただいていますが、私もまだまだ試行錯誤中で

すぐに結果に繋がるものではないからこそ(涙)、早めに始めておくに越したことはなさそうです。

⑤休学して世界一周旅行に行ったこと

最後に。私はワーホリや留学、ボランティアなどは全部1年間の世界一周に詰め込みました。

これに関しては他の記事でも紹介しています。

【21歳女子大生】世界一周に、留学、農家ステイ、バックパッカー、インターンを全部詰め込んだ話。

21歳頃、アフリカやヨーロッパを中心にバックパッカーで旅をしていた頃のことです。

スキル面や学びの点から得たたくさんのことはもちろんですが、

早い段階でやりたいことを全部詰め込む時間に投資した結果、

それ以降、特に社会人になってから「これしたい」がなくなったことで

仕事に集中したいと思えたのがなによりもメリットだと、社会人になった今感じています。

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あれしたいこれしたいと思いながら仕事をすると好きなことも嫌になっちゃいそうで。。

たくさんの経験を経て、今は好きだから仕事をしている、この選択をしている、と思える毎日は

現状に嘆く毎日よりも良いんじゃないかな、と個人的には思っています。



飲み会や遊びよりも、世界一周のためにバイトを優先していた学生時代ですが、その先になんでも好きなことができる将来を作れるなら価値があるな、と思えるし

何より届かないと思っていた夢を叶えるために一つずつ挑戦していく毎日は、叶った時よりも楽しかったのかもしれないです。

まとめ:なんで「若いっていいね」と言われるか分かった頃にはもう遅いかもしれないから

って最近30歳が近づいて実感しています。

いや、まだまだなんでも挑戦できるんだけど(する予定…!)、ヨーロッパの友達と過ごしてると年齢なんて本当に関係ないよな、と感じることばかりなんだけど

それでも、やっぱりライフステージが変わりやすくなってくるし、周りの変化も大きい。自分の中の感情も、最近どんどん変わっている。

だから後悔するのではなく、これまでの自分が選んできたことを踏まえて、今の毎日や自分自身をもっと大切にできるように

挑戦できる時に、たくさん挑戦できるのが大学生〜20代なのかな、と今は思っています。

nemu
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ちなみに、そんな感覚に気づかせてくれたのは韓国映画の「20歳」Netflixの「青春の記録」でした。





たくさん挑戦して、20歳当時は信じられなかった道を今歩むことができているのは、

今回紹介させてもらった経験一つ一つのおかげだと思っています🌻これからもずっとそう思えますように!