こんにちは!ロンドンで学生→ワーホリとして暮らしています、nemu(@nemusblog)です。
相変わらず物価の高いロンドン、生活するのは経済的に結構大変だったりします。
でも、留学生の場合、有名校ってだいたい中心部にあるんですよね。。。アクセスしやすいzone1で暮らすとなると、生活費が心配だったり。
時間もない学生、加えて英語力も不安!となればバイトを探すのも一苦労です。
わたしはアクセス抜群のZone1駅徒歩30秒の立地だったので、周辺は何もかもが高かったです。。
今回は、イギリス大学院在学中のスキマ時間を活用して、ベビシッター(イギリスではナニーとも呼ばれます)として働いていた経験を紹介します。
ロンドンで暮らす。イギリス大学院生、1日のスケジュールロンドンの最低時給よりもかなり良い求人が多いので、おすすめです!
Contents
ベビーシッターのアルバイト、どうやって仕事を探す?
日本人向けの求人サイトを活用
日本人留学生が最も活用するのは、やはりMixBではないでしょうか。
ベビーシッターの仕事以外にも、多くのアルバイト情報がありとても便利です。
わたしはここで、定期的に「シッター」「ナニー」と検索をかけていました。
日本人家族の求人が多いので、言語面でも安心です。
現地の仲介サービスを利用
もう一つ実践したのは、現地の仲介会社に登録すること。
例えば、Little ones Londonなど、調べてみるとたくさん出てきます!
上記のように、預けたい家族と働きたいシッターを繋げてくれる仲介会社が、ロンドン内だけで複数あります。
ここでは、履歴書を持って行き面接を受け(これまでの経歴など簡単なもの)、ナニー登録となります。
その後、マッチした家族の家に直接行き、そこで面接を受けて成立となります。
裕福な家庭が多いので、お城みたいな豪邸に面接を受けに行くこともしばしば。得意料理は?何語を教えられる?など、いろんなことを聞かれます。
仕事内容と時給について
これは求人によりますが、わたしは最低£10~で探していました。
ちなみにロンドンの最低時給が£7前後なので、ちょっと高めです。
ただ、日本人シッターを希望する家庭は意外に多いので、これでも全然仕事は見つかりました。
仕事内容は、基本的にわたしが体験したのは以下の通り。
- 一緒に遊ぶ
- 日本語や英語を教える
- 幼稚園にお迎えに行く
- 公園までお散歩に行く
- シャワーをして身体を洗う
- 絵本を読んで寝かしつける
- 料理の準備もする
その辺りは、各家庭と話して決めていく形になります。
料理は、アレルギーや生食対応など各家庭で状況やルールが違うので注意が必要です。
また、人の家で子どもと過ごしたり、交通量の多いロンドンを人様の子どもと歩いたりというのはとても気を遣います。
一度、帰り道に姿が見えなくなって泣きながら探したことがありました。結局少し先で待ってくれていたのですが、どんな人がいるかわからないロンドンで人の子どもを預かる責任はとても大きいです。
わたしの体験談
わたしは全てZone1エリア、合計3家庭でお仕事をさせていただきました。
日本人家庭が1件、イギリス人家庭が1件、イタリア系家庭が1件。
時間は早朝(6時〜幼稚園の迎えが来るまで)から、夜(子どもが寝るまで)など、各ご家庭に合わせて様々。
そして、この仕事を通じて特に学べたのは、お母さんの社会的地位を保つ大切さと、イギリスの階級社会でした。
働く機会のあるお母さんが会社に行き、子どもはシッターが面倒を見る
これは完全にわたしの経験の中ですが、バリバリのキャリアを持ったお母さんが早朝から遅くまで仕事に行き、
すべての家事と子育てはシッターが担当するといった家庭もありました。
お皿の場所から、子どもの好きな遊びまで、「それはわからない。シッターに任せてるから」とお母さんに言われ、わたしの中の”お母さん像”が崩れていくことも。
でも、確かにお母さんが会社で重役に就いているのであればそこでフルタイムで働き、子どもの面倒を見れる人がその間お世話をするというのは、理にかなっているのかも。と段々感じるように。
大学進学を目指し、シッターに預けて学校に行くお母さんなど、利用する理由は様々。
女性として、母として様々な生き方があることを学びました。
上流階級の子どものお世話をすること
シッターを頼む家庭は、特にロンドンの好立地となってくると、裕福なイギリス人上流家庭…!ということも多くなります。
そんな家庭で過ごす中で、「当たり前に子どもが自分でできるべきこと」と、「人にやってもらうこと」の垣根が、私のこれまでの感覚とは違うと感じることが何度もありました。
※完全に家庭・子どもによるので、あくまでわたしの経験です。
「誰かにやってもらう」ということに、ここまで慣れているのか!と驚くことも。
上記の”お母さんは働き、学生や移民がシッターになる”といった状況に初めて触れたことも含め、日本ではなかなかできない価値観に出会うことができたと感じました。
日本ではある程度、同じ目線で他人を見て、同じ年であれば同じように敬うことが多いのではないでしょうか。このような格差を肌で感じるのは、シッターをせずにロンドンで過ごしていたら難しかったかも。
【番外編】ベビーシッターマッチングアプリも登場!
「働きたい人」と「子どもを預けたい人」を繋げる、そんなマッチングアプリも登場しています。
ベビーシッターアプリBubbleは簡単に登録でき(本人確認あり)、希望の時給や勤務地を入力してスキマ時間に働ける便利なアプリ。
ディナーデートに行きたい!会社のイベントがある!等、
様々な理由でベビーシッターを利用するロンドンではニーズが高いので、働きたい人はぜひダウンロードしてみてください!
まとめ
子どもを家に置いて外に出ることが推奨されていないロンドンでは、ベビーシッターの仕事がとても身近な存在です。
わたしたちにとっても、文化を知れたり英語を話せたりしてとってもいい機会。
物価の高いロンドンを楽しく賢く過ごすために、ぜひベビーシッターを選択肢に❤️