新卒海外就職3ヶ月inカンボジア!非日常が日常になって思うこと。

f:id:nemusblog:20200622185733p:plain

新卒にてカンボジアで就職しています、nemu(@nemusblog)です。

昨年大学院を卒業した後、世界一周旅行を経て念願の海外就職。あっという間に3ヶ月が経ちました。

カンボジア人と働くことも、一時滞在ではなく生活の場として途上国で暮らすのも初めて。

全てが非日常だった赴任当時から、少しずつ様々な変化に慣れて、やっとここが日常だと思えるように。

今回は、活動記録の意味も込めて、そんな3ヶ月の出来事や気持ちの変化をまとめました。

この記事を読んでくださる方へ

本記事の情報は、あくまで自身の経験や執筆当時の情報に基づいてまとめたものになります。
アップデート等随時対応予定ですが、記載内容等についてご意見・ご質問等あればお問合せフォームよりお願いいたします。🙇

仕事編

「外国人」の私。まずは相手の価値観を知ることから

海外就職、と言っても様々で、どちらかというとロンドンやNYといった多様性溢れる環境の中で

他の外国人と同じように雇用、評価される就職パターンが多いかもしれません。

私の場合、現地人がほとんどの場所に管理側として来た日本人。

3ヶ月間で一番意識したのは、相手の価値観を知り、同じ目線で見ることができるようになることでした。



それは、旅行や留学としての海外滞在とは大きく違ったもの。

旅行や留学では、その国の”違い”を見つけながら、どちらかというと自分らしさやアイデンティティーが形成されていった記憶があります。

文化や価値観の違いを楽しみながら、自分はどうしたいのか?を見つけていく作業でした。



対して、その国や組織の発展・向上を目指して現場で働く場合に、

まずは相手のやり方、考え方、目標を見ることができなければただの押し付けになってしまう、と考えました。



一緒に食事を取ったり、拙い語学力でも少しずつ距離を近づける中で、信頼関係を築きながら、

相手の価値観の知り、それを「違う」差異と捉えるのではなく、寄り添っていく大切さを感じました。

相手にとっては、新卒も年齢も関係なかった

私が、どれだけ経験や知識を重ねていたとしても。

逆に、新卒で若くて未経験だと卑下していたとしても。



現地で一緒に働くカンボジア人にとっては、あまり関係のないことでした。



私は、カンボジアの文化を知らない外国人。言語も話せない。

nemu
nemu

し私が逆の立場で、日本のことを知らず、日本語も話せない外国人に自分のキャリアを委ねることになったら、どう思うんだろうと何度も考えました。自分が組織や人を選べず、その人と一緒に働くしかないとすれば何を求めるだろう、と。

そんな中に飛び込んだことで、今まで重ねて来た経歴や経験よりも、

目の前の人とどう関係を築くかが、この仕事の意義を決めると感じるようになりました。



言葉がなくても、スキルがあれば認められる。

卒業した大学や、前職の会社を知らなくても、「この人できる」と思ってもらえたらついて来てくれる。



これまで重ねて来たことを「すごい」と言ってもらえる人の中にいれば、居心地良かったのかもしれませんが、

それよりも今、彼らと話し、理解し合い、お互いにとって良い結果を生み出すことが全ての環境にいれることは

、新卒で飛び込んだ選択肢としてはとても良かったと感じます。

生活編

最初は嫌だったことも大変だったことも、全部適応できてくる

クーラーのない暑い環境、夜は電気に虫が寄って来て屋内でも過ごしづらい。

そんな小さなイライラは全部日常の一部に。

最初の慣れないイライラ期を抜けると、こっちにしかない素敵な景色を見る余裕ができるようになりました。

nemu
nemu

例えば、朝日に照らされた緑一色の田舎町に感動したり。すぐに芽が出て大きく育ってくれる花に嬉しく思ったり。

自分でも驚くくらい、いろんな変化を受け入れられるようになりました。

長期間滞在だから見つけられる幸せを日常に取り込む

新卒就職の時期とコロナが重なり、外に出るのが難しかった3ヶ月。

旅行や気晴らしの代わりに何ができるだろう、と考えた結果

これまでやりたかったけど忙しくて後回しにしていたことを全部やっていきたい、と思うようになりました。

その結果、3ヶ月で新しく始めたのは以下のことたち。

  • ガーデニング
  • ヨガ
  • エクササイズ&ジム
  • ドラマで語学学習(英語)
  • オーガニックコスメ作り(石鹸、シャンプー等)
  • 健康食(納豆、グラノーラ、きなこ、ヨーグルト)の手作り

特にコスメについては、安いものが多く出回っており本当に肌や髪に良いものを手に入れるのは難しいところ。

自分の身体と向き合う土台を作りながら、仕事中心の日常を豊かにしていきたいです。

現地語の習得と実践は、生活をもっと楽しくしてくれる

英語やフランス語以外の言語の習得について、最初は正直乗り気ではありませんでした。

nemu
nemu

今も、文字を覚え、読み書きをする努力は全くできていません。。

ただ、明日使えそう!と思ったものをランダムに少しずつ覚えていった結果、

3ヶ月目で一人で市場を散策し、道を聞いたり値段交渉したりできるように。

自分一人で行ける活動範囲が広がったことで、日常がもっと楽しくなりました。

まとめ:自分の「機嫌の取り方」を見つける3ヶ月。

海外で就職、それも途上国や田舎にとなると、嫌なことや辛いことがあっても、

  • 今夜友達と飲みに行こう!ができない(日本語で話せる友達がいない、お酒がない、夜道は危ない)
  • ネットで欲しいもの買っちゃおう!ができない(宅配がない、ネットショッピングは不確実)
  • 贅沢して美味しいもの食べよう!ができない(レストランやカフェがない)

等々、思った以上に制約は大きいものでした。

遊びに来たわけでは、もちろんないけれど、

ストレスをうまくコントロールできるのは、しっかりと仕事を楽しむ上でも大切なこと。

今いる環境を理解し、その中でどうやったら豊かに生活していけるのか?

そんなことを考えた3ヶ月。

さて、次の振り返りはきっと半年後。どんな学びが得られるのか楽しみにしながら、明日からも頑張ります💓