こんにちは。nemu(@nemusblog)です。
大学受験に失敗し、「何がしたいかわからない」ともやもやしていた5年前。
世界中を探せば、自分のやりたいことがきっと見つかるはず。
先の見えなかったわたしはある日ふとそう思い立ち、在学中延べ52ヵ国を旅してきました。
大学時代に1年休学、大学院進学前に半年、就職前に半年と多くの時間を旅に費やしました。
落ち着いた先は、日本から飛行機で6時間の小さな国、カンボジア。
毎日心から笑い、時には涙し、優しいカンボジア人に囲まれ、ここに来て良かったと日々感じることができています。
そんな「新卒」の肩書をこの国に捧げた私が思う、”新卒で海外に飛び出す魅力”についてまとめてみました。
日本の「常識」は、世界の「非常識」かもしれない。
と、私が感じるようになったのは、21歳でフランス、23歳でイギリス・ロンドンへ留学した時でした。
日本では、繁華街が最も賑わう「金曜日」。
そんな金曜日、ロンドンの街では、花束を持って家に急ぐ姿が溢れていたことに、最初はとても驚きました。
フランスに暮らしていた頃も、とある金曜日、お客さんが溢れているチーズ屋さんでは、
「もう疲れたから早く閉めてご飯を食べたいんだけど、いい?」というマダムの一言に誰も文句を言わず、
皆が笑顔で買い物を急いでいきました。
たくさん働くのが偉い。プライベートな理由で休むなんて非常識。お客さんはいつでも神様。
自分の中で、いつの間にかできていた固定観念。
広い世界では、必ずしもそうではないのかもしれないと気づいた光景でした。
この記事を書いているカンボジアのカフェでも、横で店員が大音量で動画を観ています。。笑
学生時代はバイトやインターンをしながら、仕事の疲労よりも気遣いや人間関係で疲れてしまっていたわたし。
多様な働き方に触れ、自分が居心地が良いと感じられる場所で生きる選択をしてもいいのかもしれないと、外に出て強く感じるようになりました。
新卒「ならでは」の力を生かすことができる
「海外就職には英語が必須なのか?」
そんな声をよく耳にしますが、わたしの日常は日本語:現地語が9:1の割合です。
就職前の言語スキルは、必ずしも必要とは限らないことも。
【海外現地採用】新卒就職でカンボジアを選んで良かったこと特に私が今働いている東南アジアでは、英語を第一言語としない国も多く
そんな場所で求められるのは、語学力よりも体力であったり適応力であったり。
一概に「語学」が最優先ではない場面も多いと感じます。
フットワークが軽く、多くのことを吸収できる新卒にとって、チャンスの多い国で働くことはとても魅力的だと感じています。
みんなの「幸せ」を追い求める必要はない
いつもわたしたちの側にあり、常に他人の様子がわかるSNS。
起業した、昇級した、家を買った・・・そんな情報に、何故か心がざわっとする瞬間がありました。
必ずしも、それが自分自身にとっても同じ”幸せ”なのかはわからないのに。
ただ、個人的にはカンボジアに来て、そんな状況に出会うことが随分と減り、穏やかな心で過ごせています。
一歩外に出ると、そんなプレッシャーを感じることは少なく
家族と仕事があればそれで幸せだと、声を揃えて笑う人々に出会ったり。
わたしは田舎でのんびりと暮らしていることもあり、一概にこの国は!とは言えないかもしれないのですが。。
それでも、何が正しいのか、将来はどうなるのか、など先がわからない世の中で、周りの「幸せ」に合わせることは、自分の心を苦しめてしまうんじゃないかと思っています。
決まった答えがない中で、自分はどうしたいのか。異文化で暮らす体験は、そんな疑問を投げかけてくれます。
他方、わたしは「新卒カード」という大きなチャンスを手放してしまったことも事実。
今も、その経験を得れないことがどう影響するのかわかりません。
ただ、”皆の言う成功”をとりあえず追い求めるのではなく、自分の信念や思いを持った人と働き、心豊かで優しいカンボジア人と笑い合う毎日が、今の所大好きです。
【新卒海外就職から1年】カンボジアの田舎で一年間働いて感じたこと。まとめ:ほんの少しの勇気を
社会人としての第一歩を、どの方向に踏み出すのかは、その後の人生を大きく動かすことになります。
わたしの好きなTed Talkの演説「30歳は昔の20歳ではありません」のメグ・ジェイ氏は、著書で以下のように述べています。
Twentysomethings are like airplanes just leaving LAX, bound for somewhere west.
20代の人たちはロサンゼルス国際空港から
西のどこかに向けて 今まさに飛び立とうとする 飛行機のようなものです
Right after takeoff, a slight change in course is the difference between landing in Alaska or Fiji.
離陸直後にちょっと 経路を変更するだけで 着陸地点がアラスカになったり フィジーになったりします
Likewise, at 21 or 25 or even 29,
同様に 21歳 25歳 もしくは29歳でも
one good conversation, one good break, one good TED Talk,
1回の素晴らしい会話や 1度の転機や 1つの優れたTEDトークが
can have an enormous effect across years and even generations to come.
何年にも または何世代にも渡って 絶大な影響を与えることができるのです
Meg Jay: Why 30 is not the new 20
一見ハードルが高そうな海外就職も、まず必要なのは大きな肩書きよりも、挑戦してみる勇気かなと思っています。
その、今の”ほんの少し”の勇気が、今後の人生を大きく変えてくれると信じて
このブログで、いろんな挑戦に体当たりした記録を記していきたいと思っています🌼
記念すべきブログの最初の投稿、読んでいただきありがとうございました!