こんにちは!全額奨学金でイギリス大学院に進学していました、nemu(@nemusblog)です。
先日より、やっと奨学金の記事に着手し始めました!書きたいことがいっぱいあるので、まとめるのに時間がかかってしまいました….。
【実体験】海外大学院留学、受かる奨学金の選び方。さて、今回は私が実際に応募した大真奨学金について紹介します。
ここの奨学金、私が受けた時もあまりネット上に情報がなく、どうやって対策しよう!と悩んでいたことを思い出します。
今調べても、相変わらず情報は少ないばかり。
情報が少ない奨学金は、対策が難しい一方で、有名なところほど倍率が高くなりづらいので、意外にチャンスは多いんじゃないか?と思います。
実際に私も、最終選考まで進むことができました。その準備と、対策についてご紹介します。
他の奨学金対策にも、役立つ部分は多いかと思います!
Contents
大真奨学金とは?
科学系商社である株式会社大真のCSR事業の一環として、「今後の日本を担い世界で活躍する若者 を育成・応援する」ことを目的に2011年より行われている奨学金制度。
条件等は以下の通りです:
2021年度募集要項
- 留学先:海外の大学または大学院
- 期間:一年間
- 募集人数:1〜数名
- 金額:一年間の学費の一部。合格後に決定
- 応募条件
- (1) 1996年 4月 2日から 2000年 4月 1日生まれの方
- (2) TOEFLiBT の成績が 80 点以上、又は IELTS の成績が 6.5 点以上の方
- 過去にこの奨学金をもらっていない
他の奨学金と大きく異なるのは、応募条件の年齢が若いことと、金額が未定な部分ではないでしょうか。
今の現役大学生程度が対象なので、社会人は外れることになります。
他の奨学金は、社会人が受けていることも多くレベルが高いので、対象が大学生のみなのは、とてもチャンスが大きいと思います。
また、IELTSの点数は実際に大学院で求められるスコアと変わらないので、ここはクリアしやすい部分。
金額に関しては、私も最終的にはもらわなかった奨学金なので、今具体的な金額を知ることは難しいです。
ただ、募集人数も少ないので、十分に学業に専念できる程度にはもらえるんじゃないかなと思います(実際、奨学生のレポートもホームページに多くアップされているので、見てみてください!)
どんな人材を探している?
上記の通り、「今後の日本を担い世界で活躍する若者 を育成・応援する」ことを目的としており、国際社会の一員としての感覚を培うこと、日本と諸外国の相互理解を深めることなどを目指しています。
実際、募集要項の中にも
- 語学能力向上
- 異文化理解への意欲
- 日本の歴史・文化・社会問題への関心
- 日本をより良くしたい
- 適応力、自主性、独立心がある
- 目的意識がはっきりしている
など、海外経験や、将来グローバルリーダーとして活躍できる人材を求めていることがわかります。
対象年齢もとても若いですしね…!私は今だと対象外です。泣
応募書類について
応募書類は、他の奨学金と比べるとわりと少なく、準備にはそれほど多くの時間はかかりませんでした。
今年度の募集で求められる書類は以下の通りです:
- 履歴書(和文)
- 最新の成績証明書(和文)
- 過去一年以内の英語力証明書
- 志望動機の作文(和文)
- 戸籍謄本
- 推薦状2部(教授1部、友人1部)
ほとんどのものは、取り寄せたり、就活で準備していたものなどが応用できたりします。
準備に時間のかかるものは、①履歴書④作文⑥推薦状あたりですが、履歴書は就活をかじっていたらすぐにできるものであったり、作文や推薦書は、大学院受験時に何度も書き直したものがあったりします…。
その辺りを、本奨学金の目的に沿うように応用していけば良いので、そこまで時間を取られるものではありませんでした。
実際に提出した応募書類の内容については、下でまとめています。
応募プロセス
私が準備したのは、大学院進学の準備を始めた9月以降でした。
今年は、コロナで予定が変更となる奨学金が多い中、大真は例年と同じスケジュールみたいです:
書類提出:2021年 1月末日必着
第一次選考 提出された書類に基づく書類選考
第二次選考 面接試験
第三次選考 面接試験
注意書きに※選考方法は変更になる場合があります。とありましたが、私の時も第二次選考は面接ではなく、書類での二次審査でした。
そして、最終面接のみ試験会場に行き、担当者との面接が行われました。
2021年1月末必着ということで、まだまだ十分に準備期間のある奨学金になります。
上記の通り、追加で必要となる準備も多くないので、ぜひ検討してみることをおすすめします🌼
応募書類と試験内容について
応募書類について、他応募者との差を出せる部分は①履歴書④作文⑥推薦状あたり。
その中で、募集要項で求められていた以下のスキルを散りばめて作成していきました。
- 語学能力向上
- 異文化理解への意欲
- 日本の歴史・文化・社会問題への関心
- 日本をより良くしたい
- 適応力、自主性、独立心がある
- 目的意識がはっきりしている
実際に提出した応募書類について、以下noteでまとめています。当時の資料やメール等から、できるだけ詳しく解説しました。
noteでは、実際の書類内容に加え、以下の視点をアドバイスとして盛り込みました!
①履歴書ー就活履歴書の応用
履歴書の形式だからこそアピールできるのは、経歴の一貫性。
求められているスキルの「目的意識がはっきりしている」ことを、これまでの経験の一貫性からアピールしました。
また、日本に目を向けている意識や過去の活動経験も、他の書類(作文や推薦書)などでは出しづらい部分なので、ここに入れました。
②作文ー大学院Personal Statementの応用
実際に、大学院に提出したPersonal Statementを和訳し、奨学金の目的に合わせて応用しています。
他の奨学金等でも、作文はよく求められるので、どう応用していけるのかを考えておくと、準備がしやすいです。
③推薦書ー大学院用推薦書類の応用
大真奨学金は、教授から1通と、友人から1通という指定がありました。
これは、それぞれ異なる視点で私(受験者)のことを見ている人たち。その違う視点が欲しいので、その辺りをうまく伝えてもらえるように、推薦者と話しました。
※このnoteを購入していただいた方限定で、大真奨学金に実際に応募するにあたって生じた疑問など(書類審査や面接審査についてなど)に直接お答えします。TwitterのDMや当ブログのお問い合わせフォームより、購入日時と購入されたnoteアカウント名を合わせてご連絡ください!
以前のJICAインターン記事も、多くの方に読んでいただき、実際に直接連絡を取り、アドバイスすることもできました。
実際に、合格しました!と連絡も複数いただけて、とてもとても嬉しく思っています🌻
【JICAインターンシップ】合格体験記①応募書類編今からでも、準備がしやすい奨学金。ぜひ多くの方に、参考にしていただければと思います🌷