こんにちは!nemu(@nemusblog)です。
久しく更新が滞っていたのですが、
実は先日、フランス語の試験DELFを初めてカンボジアで受験してきました!
DELFは、日本の仏検などとは違い、世界共通で使える公式のフランス語試験。私はB2を受験しました。
安く、気軽に受けれた今回の試験。当日までの流れを含めてご紹介します!
わたしのフランス語歴
日本で文法の基礎を固め、フランスに留学した後に
DELFの受験料が安かったセネガルでB1を取得。
その後、英語を勉強したことがなかったbutイギリス院に行きたい!と思い、しばらくはIELTS受験含め、英語に専念していました。
今回は久々のフランス語ということで、受験前は数字から復習しました。泣ける
カンボジアでのDELF実施日
旧フランス領の国や、先進国にはInstitut Francaisと呼ばれる教育機関があります。
日本だと東京・京都にもある機関。
私は就職後もフランス語学習を続けたかったので、この機関がある国という点からも国を絞りました。
A1-C2の試験が年に2回、B1とB2はプラス2回実施されています。
受験料は、レベルによりますがB2だと$55!!
日本や欧米に比べると格安で受けることができます。
申し込み方法
だいたい、受験の1ヶ月前ほどにネットで申し込みをして、Institut Francaisにて支払いor銀行振り込みにて予約を完了させます。
試験1週間前になると、メールでConvocation(受験票)が送られてくるため、印刷して当日持っていきます。
ちなみに、11/10-12の3日間が試験日と設定されており、私は11日が筆記試験、12日が口頭試験でした。
口頭試験の時間などは自由に変更申請ができるそうで、総じて緩かったです。
当日
初日:筆記試験
14:30開始、という微妙なスケジュールでしたが
受験票、筆記具、パスポート、マスクを持って30分前に会場へ。
14時に名前が呼ばれて部屋に入った後、14時半に全員着席しているにもかかわらず
「じゃあ試験は50分からにするね〜〜終わるのは20分遅くなるからね〜〜」
と、理由があるわけでもなくただ20分待ちました。笑
ちなみに、その間にメモ用紙が配られるのですが、そこに暗記した文章を書き始める子もいました….え、まだ試験はじまってないけどそれはいいの?笑
そして、まさかのボールペンは黒禁止!!!青ボールペンだけが使用可能。
「見えづらいからね!」とのこと。皆様カンボジアは青が主流だそうです!知らなかった!
さらに、問題用紙が配られると、先生が後ろを向いたタイミングでこっそり問題用紙を開いて先読みする人がちらほら。
筆記試験最大の驚きは、リスニングの再生回数を間違えていたことでした。
問題用紙に「●回」と書いているのに、気にしない生徒と間違えているのに強行突破する先生………..
ちなみに、2時間半基本的にお手洗いは行けません。
私は、お願いしたところ「僕も行きたいから待っててね!」と先生のトイレ時間分も試験時間を失いました。
そんなことも許されてしまうので、水分補給には注意してください!
試験内容
B2の強敵・リスニングは過去最悪の結果になりそう。難しすぎて本当にわかりませんでした…
まわりのページをめくる音で「もうこのページ話終わった!?」となり、大問2を待っていたら6まで話し終えていた、という。
内容は、ヘアサロンが社会にどんなインパクトを与えるか?というインタビュー形式。
リーディングは、B2でよく見られるフランス人の仕事環境に関する話題。リーディングはIELTSのスキルでほぼ解けました。
そして、ライティングは
「パリでは、市民同士が無料で本を交換し合って交流を深めるイベントが開催されている。それを、あなたの街でも実施できるようにあなたの街の市長に手紙を書きなさい」といったもの。
250字だったのに400字も書いていました。これは文法ミスで減点されてしまうやつ….
次回までに、250字でまとめる練習をする必要がありそうです。課題はリスニングとリーディングかな….!
2日目:口頭試験
口頭試験は翌日11時から。
封筒に入った3枚のうちから2枚を選び、そこから内容を見てから1枚に絞り、準備する部屋にてメモを作ります。私以外に2人いました。
私は、タイトルから内容が100%推測でき、且つ自分の個性的な経験を入れることができそうなテーマを選びました。
フランスでは失業率が高まり、親元に戻る若者が増えているとのこと。それによるリスクなどについて議論せよ、という内容でした。
終了直後に残したメモはこちら:
<テーマ>
若者 お金がなくて30歳以降も家にいることがある、これにはどんなリスクがある?
北の国では18になると出る
フランスは35になっても一緒だったり
<論点>
1 自立できない
人生の難しさ 知る機会がない
私は12歳で出た、そのおかげでお金の大切さ知れた
2 結婚できなくなる 自立してないと
記事によると、家族と一緒の女性は結婚しにくい
3 親自身が楽しめない 自分の人生を
ずっと子供第一、いつになれば自分の人生を?
<質問>
– カンボジアでは、一緒に住んでないのは親を大切にしないということになる。日本ではそうならないの?
– なぜ、特に女性だけ?男性はいいの?
– 親は、一緒に住む方が嬉しいんじゃない?
– 12歳で出たのは利点だった?
– 政府が支援してくれることに関してはいいと思う?
– もし、自立をさせるならどんな支援ができると思う?
私が実家を出たのが早かったことや、日本の婚活記事などを最近目にしたので、その辺りを盛り込んで話しました。
5分半ほどのプレゼン後、フランス人とカンボジア人の女性面接官より質問タイム。
「男性は家事できなくてもいいと思う?」
「カンボジアでは、親元離れることは親不孝だと言われるけれど?」など
それぞれの視点からの質問はとても面白く、これは完全に選んだテーマが良かったと思いました。
点数を見て、どう評価されたのかまた検討したいと思います。
まとめ
初日、あまりにもできなくて帰りながら涙が出ました。
たまたま帰り道に、私の行きたい国連機関のカンボジア本部の前を通り、この年齢にもなって英語に自信はないし、フランス語もできないし、ああもうどうしよう、という悔し涙でした。
本当に悲しくて、泣きながら街を歩きました。普段贅沢なんてしないのに、自分を励まそうとちょっと贅沢をして、日本食レストランで鯖塩焼き定食を食べたのを覚えています。笑
カンボジアで仕事を始めて、なんとなく好きなことを頑張れている満足感の中、久々に自分はまだまだだと感じる出来事でした。
結果はどうであれ、理解できるレベルには至っていません。選択肢問題なので、運で当たることもあるのがテスト。
これからの毎日に、もっとフランス語を取り入れて行かなきゃと気づかされました。
とりあえず、一旦お疲れ様でした!ちょっと休んで、また頑張ります🇫🇷