こんにちは!nemu(@nemusblog)です。
実は今週末で、YMSでイギリスに来てからちょうど1年となりました….!
一年前と少し前も、実はカンボジアで1年過ごした記事をアップしていました。
【新卒海外就職から1年】カンボジアの田舎で一年間働いて感じたこと。イギリスに来てから、ずっと忙しい日々が続いてしまい、なかなかゆっくりブログと向き合えていなかったのですが
1年という節目に、自分の振り返りも兼ねてこの1年での発見についてまとめていきたいと思います。
Contents
国際協力×イギリス就職で感じたこと
イギリスには、カンボジア駐在中に現地のイギリス大使館でワーキングホリデービザを取得し、
カンボジア大使館から直接渡英。イギリスのビザは海外から申請できるんです…!
渡英前にオンライン面接で就職先を決め、隔離終了後すぐに仕事を始めました。
語学も大切、だけど専門性があれば認められる
こちらの記事でも紹介しましたが、ちょうど1年前の私にとっての最大の恐怖は
「この専門分野を使って外国語でネイティブと働くこと」でした。
小さなことかもしれないですが、元々学校でも人前で発表することが苦手だった私にとって、これは本当に大きな挑戦でした。
新卒での国際協力現場を離れ、イギリスに行くことを決断した理由
自分で挑戦すると決めて仕事を得て渡英したものの、もちろんすぐに慣れるわけでもなく。
全体ミーティングのある曜日は朝から不安で、ミーティングには付いていくのに必死。
帰り道には悔しくて泣きながらということも何度もありました。
ただ、本当に好きな専門分野だったので自分の中で精一杯挑戦し、結果的に契約延長や昇格の機会をいただき、1年弱もお世話になることができました。
そんな中で感じたのは、語学的なハンデがあったり、ノンアサーティブな日本の文化圏で過ごしてきたとしても
自分の思いや情熱を伝えられるだけの経験があれば、ある程度は認めてもらえるということでした。
例えば、こっちのほとんどの人にとって未知な日本語を母国語とする私が、
仕事のために英語とフランス語を習得していること。給料が低いのに一人でイギリスに来て暮らしていること。
また、こちらの記事でも紹介しましたが、カンボジアの経験というのもイギリスでは想定していた以上に評価してもらえたと感じます。
そんな経験が、まだまだ無力な私の思いをこっちの人々に伝えてくれる鍵になってくれたのかなと感じています。
もちろん、今はただPut your foot in the doorの段階なだけで
これからもっと経験を重ねて自信をつけて、キャリアを築いていかないといけないのですが。
それでも、国際協力の本場(?)イギリスから離れたところでちまちまと重ねてきた経験が、
自分で思っていた以上に認めてもらえると気づけたことはとても素敵な学びでした。
同じ人材でも、働く環境によって評価は大きく異なる
これも、今後どうキャリアを重ねていくか考える上で貴重な発見でした。
日本で就職活動をすると、海外大学院卒・英語とフランス語で仕事ができる・現場経験もある…となると様々な機会をいただける一方
イギリスでは「そこの大学で院まで出ていて、母国語と隣の国の言語ができて、現場経験がある」程度(すみません、ちょっと適切な伝え方かわかりませんが言いたいことはお伝えできているとうれしいです)。
そんな人はロンドン中にたーーーくさんいるわけです….🥺
同じ人材であっても、環境によってここまで評価のされ方が変わってくる。
ここの違いはかなり意識しないといけないと感じました。
それは結果的に、与えられる仕事やその責任程度、給与=生活レベル、がかなり変わってくることとなるので、
今の年齢や持っているもの、得たいスキルやライフスタイル全体を考慮して
選んでいく必要があることを改めて感じました。
憧れのキャリア=全て満たされる、わけではない?
ただ、仕事で求められるレベルが高いと一概に自分が満足できるのか?というと、違うのかなとも感じます。
いくら良い評価をもらえて高い地位で仕事をしていても、日本の働き方や国際開発の方向性に合わなかったり、生活自体に生きづらさを感じたり。
他方、イギリスで憧れの仕事につけたとしても、上記のように毎日毎日チャレンジングで
精神的にも鍛えられる日々を送るのは
果たして自分の(キャリアではなく)心にとって最も良い選択なのか?という疑問にぶつかったり。
これは想定していなかった学びでした。
憧れていた仕事だったので、そのことだけを考え他のことを疎かにした結果、だんだんと心が折れそうになってきて、結果日本に一時帰国したりもしました。
頑張って得た生活なのに、心は思った通りに毎日はっぴー!という感じにはならなかったことが悲しくて、プチ鬱にもなっていたのかなあと振り返った今は感じています。
おそらく、この経験を得るだけのメンタルが鍛えられていなかったんだと思います。
心の成長するスピードと、目の前の環境のギャップにどう付いていけば良いかわからなかったです。
そんな時にお世話になったイギリスのメンタルケアについては、また後日まとめます。
【無料】イギリスで地元のメンタルセラピーを受けてみた話。イギリスワーホリ、嬉しかったことベスト3
紆余曲折ありつつも、大都会ロンドンでの暮らしはキャリア面の成長だけでなくたくさんの素敵な機会を作ってくれたと感じています。
①自分の好きな価値観、多様性の中で生活できたこと
ロンドンの、みんな違うから、みんなが居心地よく暮らせるように。という雰囲気がとても好きです。
そんな中で毎日暮らせるのはやっぱり心地よかったです。
チャリティー業界にいて、仕事を通じてもロンドナーの支え合いについて学ぶ機会も多々あったことで
いろんな立場の人にとって生きやすいと個人的には感じています。
以前パワハラで誰も守ってくれず離れるしかなかったという経験をしたこともあり、
「生きやすさ」を感じられる環境で暮らしていけるのはとても嬉しく思います。
【新卒】パワハラの意味とは。経験して良かったと思うこと②プライベートとキャリアの両立ができたこと
この業界でキャリアとプライベートを両立するのは本当に難しい….それが最大の悩みなのでは!?とよく感じています。
だからこそ、途上国駐在で家族やパートナーから離れる生活から一旦休憩して
プライベートも大切にできる時間を作れたことは、とても嬉しかったです。
来年どこにいるかもわからないような仕事なので、心が満たされる時間の使い方をしていきたいと常に感じています。
③夏のロンドンは最高なこと
世界のどこで生きていきたいか?を考えた時に、物価の高さと天気の悪さを抜きにすると
景色が綺麗で海外旅行にも(アフリカ出張にも)行きやすく、価値観も多様でチャンスが多くて英語圏のロンドンは、若い今の時期にはやっぱり良いなと思います。
特に日の長い夏は本当に素敵で、どこを見てもびっくりするほど綺麗で。
ただ生活しているだけで英語を学びつつ多様な価値観に触れられるこの街で20代を過ごせたことは、
今後離れることになったとしても自分の人生を豊かにしてくれたのかな、と感じたりします。
まとめ:恐怖を乗り越えた今、何がしたいのか
こんな感じで社会人3年目を迎え、少し気持ちに余裕が出てきました。もちろん、まだまだ頑張らないといけないけれど。
これまで10年弱目指してきた道がやっと見えてきた今、
もう少し包括的な生活の向上?を見据えたく、今はキャリア以外にもその基盤作りに挑戦しています。
- (これまで後回しにしてきた)身体づくりのための毎日のジム通いや食事改善
- 投資の勉強
- オンラインでのフランス語学習
- プライベートの生活を思いっきり楽しむ
特にこのキャリアでは一つの国に暮らして長期投資をすることが難しかったりもするので、その勉強をしたり
筋肉痛や糖質制限が仕事のパフォーマンスに影響するかも…と避けていた本気のジム&食事改善に取り組んだり
今までとはまた違ったライフスタイルに挑戦しているところです。
イギリスyms生活2年目は、こんな感じで毎日の過ごし方と自分の心を大切に過ごしつつ、
次のステップに向けて調整していきたいと思います🇬🇧🌸
ブログ更新もちゃんと再開したいと思っているので、引き続きよろしくお願いします🤍