初めての国に降り立ったときは不安で怖かった場所が、去るときには大好きな思い出で溢れる場所に変わっている…。
そんな変化が大好きで、18歳から旅を続けています。nemu(@nemusblog)です。
以前とある世界一周団体で、世界一周コンテストの審査員を務めていたこともあり
”テーマを持って旅をする”魅力に触れる機会を重ねてきました。
始めたばかりの本ブログですが、様々な旅エッセイを通じてわたしがここカンボジアに至るまでの冒険をちょっとだけシェアできたらと思っています。
最近は、「世界一周」という言葉が一人歩きしてしまい、ただ出ることが目的になってしまっている気もします。
ただ、個人的には、「世界一周しました!」という肩書きだけではなく、
その中で(国の数や、珍しい地域に行った!というだけではなく)どんな経験を得ることを選び、それが今後の人生にどう繋がるのか?まで考えてプランニングしていくことが大切かなと感じています。
今回は”テーマを決めて、旅をしよう”ということで、
21歳で世界に飛び出した時の記録とともに、テーマの決め方を紹介します。
なんでテーマを決める必要があるの?
世界一周に出る、と決めた時はなんとなくワクワクして、既に十分大きな目標のように感じるものの、
それでもテーマはあった方がいいのでは?と、個人的には以下の二つの理由から感じています。
理由①取り組み方次第で、自分のチャンスを大きく広げてくれるから
特に学生などで休学して世界一周を実行する(わたし含)パターンでは考えておいたらよりいいな!と思う理由。
これから、就職活動や転職など、チャンスを得るために誰かに選んでもらう機会が未来にある場合、
テーマがあると、自身の目標達成力や自己実現力を理解してもらうきっかけになると個人的には実感しました。
「世界を一周した」は、ただWOWな出来事にしかならないものの
テーマを軸に、なぜ?どうやって?を自分で考えて実行した経験は、その後の社会人経験で大きく役立ちました。
理由②飽きてしまうから
もう一つの理由は「飽きてしまうから」。
海外旅行にワクワクする気持ちからは程遠いと思いそうですが、毎日新しい場所を訪れ、人に出会い、景色を見る。
それはなんとなくスタンプラリーを巡っているようで。
数ヶ月、一年と続けると、次第にそんな経験に慣れてしまうパターンも。
実際に世界一周途中で「もういいや」と帰ってしまう人や、次第にネガティブなSNS更新が増えていく人も….。
そんな想定外も旅の魅力ですが、せっかくの努力の先に飽きがあるのは、ちょっともったいないなあと感じてしまいます。
上記の理由から、長期の一人旅には、大なり小なり自分なりの「テーマ」を持つことがおすすめです。
▲1カ国目ドバイ。不安を忘れさせてくれるような鮮やかな景色。
自分のワクワクすることをテーマに。
それは、将来の夢でもいいし、自分が好きなことでもいいと思います。
例えば….
- いつも、本屋さんに行くとなんとなく寄ってしまうコーナー
- バイトを探すときになんとなく引き寄せられるカテゴリー
- フォローしているインスタやTwitterの傾向
そんなとこに、いつの間にか自分の「好き」が集まっているのでは?と思います。
そして、その中からキーワードをいくつか見つけ出して、組み合わせてみましょう。
▲カラフルな街並みはモロッコ・シャウエンから。
世界一周したわたしの場合
…と上記のことを、世界一周審査員をしながらツラツラ考えていました。
食文化や栄養を大学で学んでいたわたし。実際に旅の計画を始めた頃は
- 世界中のおいしい食べ物を知りたい
- 食卓を囲む世界中の笑顔を見たい
そんな思いが溢れ続けていたことを、覚えています。
そして大学3年終了後の2月、大学を休学して単独で世界一周を始めました。
当時から国際協力や栄養支援に興味があったこともあり、
「食」と「子ども」をキーワードにして、
“アフリカの子供達とおいしいものをシェアして仲良くなって、自分の夢を見つける”
ことを最終目標に 約1年間の旅が始まりました。
- 自分で掴んだ夢だから、どこまでも自分の好きな旅を作っていく
- ここまで応援してくれ人に感謝しながら、世界で学び、成長して日本に戻ってくる
というサブ目標もこっそり設定し。
片道航空券で世界に飛び出した当時の計画は、こんな感じ。👇
スペインでトマティーナ🍅
NYで留学
翌年1月末帰国予定。🛩
とざっくり理想は立てつつ、フランス留学の学校以外は何も決めていない中での出発でした。
一生に一度は行っておきたい、世界一周バックパッカーに人気のトマティーナ祭り(スペイン)や、ニューヨークのカウントダウンはリストに入れていました。
▲南アフリカのケープタウン。テーブルマウンテンの天候はまるで異世界のよう。
カンボジアで暮らしている今の生活も、そのほかのたくさんのチャンスも
この”テーマのある”世界一周の経験があったからこそ、と感じています。
そんな、世界一周中の出来事や学びについて、今後の記事でまとめていきたいと思っています✏️