こんにちは!久々の更新になってしまいました、nemu(@nemusblog)です。
慌ただしい毎日の中で、仕事を始めてからずっと定期的に書いていた振り返り記事が、いつの間にか後回しになっていました、、。
それだけ毎日充実しているということではあるものの(言い訳)、後から振り返れるようにちゃんと記録は残しておきたいです。
前回の振り返り記事は、JPO1年目が終わった頃に書いたこちらのもの。
念願の国連就職から1年:アフリカでJPO1年目を終えてみて。JPOは基本的に2年間の派遣、ということなので1年半が過ぎた今、終わりが見える中で感じることが増えてきました。
今回は最近のアップデートと、そんな気持ちの変化についてまとめてみたいと思います✏️
<仕事、キャリア編>
大切なのは国よりも組織よりも「どんな人に出会えるか」
今までは組織や国、仕事内容を見て選んできたものの(ポストで選べるのはそれだけなので仕方がないけれど)
自分に合った上司や先輩に出会えることが何よりも大切だと、ここ最近実感しています。
ここを意識した選択を重ねられたおかげで、この半年仕事での成長や今後のキャリアの機会がぐんと広がって、大袈裟ではなく、毎日感謝しているところ。
そしてこればかりは、運の要素もあったりするので、そんな機会が得られるように、いろんな繋がりを持っておくこと。信頼してもらえるように、仕事や仕事以外でも結果を出していくこと。
そしてそんな機会に出会えたら大切にできるように、努力を続けていくことが大切だと思っています。
だから国や組織選びは大切じゃない!ということではなく、そこも納得できた上での、という点ではありますが、、
まだ経験のない若手は、ぽんっと大変な環境に放り込まれて放置….なんてことも残念ながら聞くので
良い経験を重ねてほしい、応援したいと思ってもらえるような若手人材になっていくことが大切だなと感じます。頑張らなきゃ….!
周りの声や社会的地位ではなく、自分の心と信念を信じることが難しくなってきた
1年休学してぴょんっとバックパッカー旅に出ていた学生時代に比べて、まだヒヨコなりにも社会的地位的なものを重ねてきた結果、
自分が心からこうしたい、ああしたい、と思う気持ちに蓋をすべきなんじゃ?という無意識の圧みたいなのを感じることが増えてきました。
これは年齢故かもしれないし、今の立場故かもしれない。し、これが責任感というものなのかもしれないけれど。
好きだからという直感だけで生きてきて、キャリアもそれ以外もそれなりに満足してきている中、
最近生じているこの感覚は、正直あんまり居心地が良くないです。
まわりの「こうすべき」「絶対これでしょ」と自分の希望が違う時に、今までは後者を簡単に選んでいたけど、最近はそういうわけにもいかなくなってきた感覚です。
でも、じゃあ何がしたいのか?というと、こんな圧が自分の中で増えてきた今、それを超えるほど強い思いがどこにあるかも正直よくわかっていないのが最近の本音。
なので、20代最後は任国からも仕事からもちょっと離れて、そんな自分と向き合う時間を作ることにしました。
このスリランカ旅を決められたのも、ここ1年続けていた週末旅の振り返りのおかげだったりします。良い時間になりますように!
忙しい社会人だからこそ実践したい、「月一逃避旅行」のすすめと過ごし方LinkedIn最強説
今までいまいち使い方のわからなかったLinkedIn、なぜか組織のBrand Ambassadorに選ばれたことを機に
結果的に大活用できるようになりました。本当に常にEverything happens for a reasonだなと….
今では、LinkedInなしの生活が考えられないほど、仕事面の情報収集に活用させてもらっています。
いろんな先輩のキャリアパスが学べるのはもちろん、この大学のリサーチアシスタント探してます!といった求人や、学びたい分野のウェビナー情報が溢れています。
よくわからず舞い込んできた機会も、自分の役に立つようにアレンジできたら最高じゃん!と気づいた出来事でした。
必要なのは語学力でも知識でもなく、「自信を持つこと」だと気づいた
国連で働き始めたDay 1からの悩み且つ私の最大の悩みが「発言が苦手」なことなのですが(本当に情けない…!)、
「まだ知識や語学力が足りないからだ」と思っていたその要因は、実は自信のなさ故なんじゃないかということにやっと気づきました。
国際的な職場で「自分の意見が言えない」、豆腐メンタルな私の分析と解決案。これは、JPO2年目開始時点から今まで、毎日仏語を2−3時間学習した経験によるもの。
毎日自分の中では最大限努力して仏語を学んでいたのに、それでも会議での発言量は何一つ変わらず。
実践しないから、結局先月受けた仏語試験にも合格することはできませんでした。
間違えること、周りに評価されることを恐れて家でちまちま学んでいつか完璧になることを目指すのではなく、
間違えてもまだ不十分でも、挑戦するための自信を持つことでしか解決できないと感じた経験でした。
最近見たこちらのTED Talkでは、自信は「生まれ持つもの」ではなく、誰でも得ることのできるスキルだそう。
そのためには、繰り返すこと。そして、何度も立ち上がることが大切だとのこと。
私の最大の課題である発言ができるようになるために、スキルとして自信を得ていきたいと思います。
また、これまでは「良い意見を持ってこないと」というプレッシャーがあったけど、議論に参加すること自体がチームに貢献することになると見方を変えて、発言することを目指しています。
勉強編
努力は質を間違っていたらどれだけ量をやっても意味がない
上記の経験から、これまでは量さえやればなんとかクリアしてきた出来事が多かったけれど
質を間違っていたらだめなんだということに、学習面でも気づきがありました。なんか今回の振り返り、反省ばかりですね….泣
この期間はずっとオンライン仏語教室を活用していました。教材はとても良かったのですが、仕事終わりに勉強してる!という満足感で終わってしまい、しっかり復習して自分のものにできていませんでした。
そのため、勉強方法を新たに見返したり、Active Recallなど「勉強法を学ぶ」という初めての試みをやってみたりもしました。
今は次のキャリアに向けての準備に集中していますが、落ち着いたら仏語学習を再開する予定。勉強用アカウントも作ったのでぜひフォローお願いします🙏
「仕事終わりの2−3時間勉強」が定着してきた
試験合格、には至らなかったけれど、一方で毎日の勉強習慣を定着できたことは、とても大きな成果だと思っています。
特に、最近はパートナーの影響で居心地の良い部屋作りに投資したいと思うようになり
お気に入りのキャンドルや観葉植物、勉強用BGMのYoutuberなどを揃えて
毎晩勉強したいと思える環境を作れるようになったことも、大きな要因かも。
そのため、相変わらずカフェ巡りは趣味だけど、週末家で過ごすことも好きになってきました。
去年JPOを始めた頃は、毎日仏語で仕事するだけでも精一杯で、終業後に勉強なんて…!という感じだったのに。この変化はちょっと嬉しいです。
生活編
任国を離れるのは、人生が進んでいることを再確認するために必要
先にも少し述べましたが、仕事のためにこの国に滞在しているライフスタイルだからこそ、
CVには残らない、仕事以外の人生に向き合うためには普段の環境から離れることが大切だと強く感じています。
ここ1年近く、休暇やテレワークを活用して任国を離れたタイミングで、
卵子凍結をしたり、婚約したり、次のキャリアに向けたネットワーキングの機会などに出会うことができました。
そのいずれも、任国にずっといて仕事中心のマインドになっていたら考えられないことばかりでした。
🌷
当たり前だけど、キラキラと見られがちなこの国連キャリアにおいても何を大切にしたいかは人によって違うと、私は僻みでも妬みでもなく、心から感じています(だからこそ1つ前の悩みはちょっと不本意です)。
例えば前回一時帰国した際、母が落ち込んでいる時に、私の父が母の好きなお菓子を大量に買ってきて嬉しそうに見せてくれた時がありました。誰かが私のことを思って、家で迎えてくれる生活は私はずっとなくて、とても羨ましかったのを覚えています。
日々キャリアアップ!!という人たちに囲まれて、私もその一人なのだけど、
それだけじゃない自分に戻れる時間も意識的に作っていきたいし、その時に感じた感覚は残しておきたいと思っています。
そして、その結果どんな選択をしたとしても、未来の日常は(他の人にとっては当たり前でも)私にとっては欲しくてたまらなかったものになると思うので、大切にしていけたらと思っています。
素敵なカウンセラー、メンター、コーチに出会うことができた
仕事やプライベートで悩みやすいこの時期だからこそ、カウンセリングやコーチングをお願いすることにしたのも今回。
結果、とても素敵な人に出会うことができて、特にプロコーチのスキルに感動しています。
組織にもよりますが、私はJPOのサポート制度を活用しています。コーチはイギリス在住でオンラインで話しています。
当たり前だけど、国連って入ることがゴールではないのに、そこまでがCompetitiveすぎて、さて次どうしようというところで悩む人は多いそう。
私も次のステップで悩んでいることもあり、コーチにいろんな質問を投げかけてもらいながら
自分が本当にやりたいことは?を考える時間を作っているところです。
「良い友達に出会えない」と思っていたのは、自分自身を大切にできるようになってきたから
前回の振り返りで「一番大変だったこと」として記録したのが、帰属意識を持ちづらいこと。
居心地の良い人間関係に出会えるのに、去年は苦労していました。
念願の国連就職から1年:アフリカでJPO1年目を終えてみて。2年目に入り、試行錯誤を重ねてやっと居心地の良い環境を持てるようになってきたのですが、
なんでこんなに時間がかかったんだろうとカウンセリングを通じて振り返った結果、
自分自身が「適当な人間関係に時間を費やす」ことから、自分のしたいことや大切にしたい人間関係に時間やエネルギーを投資することにシフトしていることに気づきました。
20代前半は、スケジュールが数ヶ月先まで埋まっていたり、毎日予定があることに価値がある、たくさん友達がいることが素敵だと思っていたけど、変わってきたようです。
好きになれない飲み会や、ペコペコ表面的な人間関係に時間を使うよりも、
家族やパートナーと話したり、自分のキャリアに繋がる勉強に時間を使う方が好きになってきたみたいです。
もちろん新しい出会いは大切にしながらも、この「人に会うことよりも自分の時間を大切にする」という初めての感覚も、同じように大切にしていきたいです。
ジム通いを始めてメンタルで病むことが少なくなった
二人で入ると安い!という理由だけで、UNVの友人と二人でジム通いを始めました。
毎日仕事終わりが近づくと、Gym today?というテキストが交わされています。
そのおかげで、この不安定で悩みが多い期間中にもかかわらず、メンタルが落ちることがぐっと減った気がします。
【国際協力×メンタル】国際キャリアには強いメンタルが必要だと思う理由ジムに通うなんて週一でさえも難しかったのに、職場の帰り道にあることやGym buddyの存在が大きいよう。
上記の毎晩学習と相まって、勉強も運動も毎日できていることが自己肯定感の向上に繋がっているようです。できるだけ続けたい…!
たまにアイデンティティを感じられる機会が、とても嬉しくて貴重
成長するには自らUncomfortable zoneへ、と言われるものの、常120%Uncomfortable zoneで生活していると
ずっと日本育ちな私は自分のOriginを感じられることが恋しくなったり。
と言っても日本が遠すぎる西アフリカなので、せめてアジア料理を食べたり、アジア出身の友達と過ごしたり、、、そんな時間がとてもありがたいです。
最初は全部に適応しなきゃ!と思って辛い日々ばかりで、西アフリカの端から大西洋を見ながら「ここで流れたとて日本には辿り着かない…」と泣いてたこともありましたが(病みすぎ)、
最近は力を入れることと、自分の居心地良い関係や環境を大切にするバランスを取ることがうまくできるようになってきた気がします。👸
今後のこと編
今の地域や環境に満足できる思いが強くなってきた
【Notion活用】限られた期間を最大限に活用したい、新米国連JPOの毎月のタスク見直し。来た当初は右も左も上も下もわからない新米国連職員だったものの、上の記事で紹介したタスク見直しを実践したり、今回の記事で紹介している学びなどを得て
希望以上の経験ができる毎日に心から嬉しく、感謝する時間が増えてきました。
来た頃もここに来れて嬉しい!という’機会’に対する気持ちはあったけれど、今は経験や学びにも同じような感情を抱いています。
今に満足、というのは例えばカップルで例えると
「最初は自分に自信がなかったり、慣れないことも多かったけれど、それを超えた今は居心地が良くてずっとこの感じが続いてほしい」というような感覚。
もちろん今の環境だからこそ、というのもあるけれど、何事も永遠ではないので
この感覚をできるだけ続けられるように、今はコーチングやメンターを通じて理解を深めていっているところです。
自分はどうなりたいのか?を考える時間が増えた
今までは我武者羅に進んできた5年弱のキャリア人生でしたが、
こうやっていろんな経験を重ねる機会に恵まれた今、改めて今後どうしたいのか?という大きな悩みにもぶつかっています。
今の環境がとても幸せに感じられるのは何故なのか、今後優先していきたいことは何か、自分の強みをどう作っていきたいか、等々
今までの仕事や仕事の中で得た良い経験、辛かった経験を全て振り返りながら、慎重に考えて(?)いるところです。
先にも書いた通り、だんだん心の声的なものにちゃんと耳を傾けることが難しくなっていると感じているからこそ、ここは簡単じゃなかったりします。
なかなか答えができないことに焦ったりもしますが、逆に言えばどれを選んでも正解にできるということなので
あまり気負わずに、この不安定な状態も楽しんで行けたらいいなと思います(きっとこれはこれで貴重なはず!)。
まとめ:想像以上の「次」があることを信じて
気づけば長々と、この半年の気づきを書いてきましたが、そのどれもが半年前は想像もしていなかったことでした。
これだけたくさんの気づきや経験があるのも、日々Uncomfortable zoneで戦っているおかげ…!と自分に言い聞かせつつ
また次の半年も、想像以上の新しい気づきに溢れることを信じて過ごしていきたいと思います。
2年目の終わりにはどんなことを感じて、次の振り返り記事はどんなことを書くのか、ちょっとわくわくしています🌻